国際公共政策コンサルティング企業「デモグラフィア・インターナショナル」が23日に発表した「2017年国際住宅価格調査報告」によると、中国香港地区が世界で住宅価格が最も高く、香港の住宅価格の中間値は世帯の年間総所得の中間値の18.1倍に達した。香港に続く第2位はオーストラリアのシドニー、第3位はカナダのバンクーバーだった。
同報告は、香港を含む多数の国際化都市を対象に、2016年第3四半期(7-9月)の住宅価格を調査・比較して取りまとめたもの。シドニーの住宅価格中間値は、世帯総所得中間値の12.2倍、バンクーバーは11.8倍だった。
このほか、ランキング上位10都市には、オークランド(ニュージーランド)、サンホセ(米国)、メルボルン(オーストラリア)、ホノルル(米国)、ロサンゼルス(米国)、サンフランシスコ(米国)、ボーンマス(英国)がランクインした。調査対象となった都市のうち、住宅価格が最低だったのは米ウィスコンシン州のラシーンで、住宅価格中間値は、世帯総所得中間値わずか1.8倍だった。
国際住宅価格調査報告では、「住宅価格と世帯総所得の5.1倍以上」が「負担にほとんど耐えられないゾーン」、「4.1倍から5.0倍」が「かなり厳しい負担ゾーン」、「3倍以下」が「何とか負担できるゾーン」に分類されている。
(人民網日本語版)
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