新華網北京1月11日 「中国製造(メイド・イン・チャイナ)」は近年、大きく変化し、新華社の海外駐在記者が米国大陸、欧州及びアジアで「中国製造」の海外ユーザーを取材したところ、彼らは中国の製品が大量生産と低価格で優位性を保つ方法による勝ちから技術と品質を売りにした市場開拓へと邁進し、「中国製造」の「価値」は絶えず上昇しているという際立った特徴を実感している。
チェコ:高品質が低価格に取って代わる
以前、「中国製造」はチェコでは廉価な商品の代名詞だった。だが、現在は当地の人々の目に映る「中国製造」はこのイメージが薄れ始めている。 駐チェコ中国大使館の程永如商務参事官は、次のように述べた。中国とチェコの貿易額は年々増加し、このうち、最大の変化は技術力の高い中国製品の割合が増加していることだ。かつての低価格の優位性を生かすモデルは日増しに高い技術力と高品質の製品に取って代わられている。
フィジー:良質で低価格が現地市場と適合
フィジーでは、中国製の紡績品、日用品などのローエンド製品が依然として高い市場シェアを占めている。また、大型自動車、コンピュータ、携帯電話などの技術力の高い中国製品が当地の民衆の生活にますます密着している。
フィジー中国貿易委員会の廖暁平秘書長は、この1~2年に中国の輸出製品は以前のように大量で廉価な利点をセールスポイントにすることはなく、中国の製造業の技術力の向上と全体的な実力レベルの進歩を体現していると述べた。
ブラジル:技術を頼みに劣勢を挽回する
2016年の五輪開催期間に、リオ市内の各主要交通ルートとオリンピック施設内外に浙江大華技術股份有限公司が生産した360度ハイビジョン全天球カメラが登場し、競技のモニタリングサービスを提供した。五輪期間中は、大華が開発したモニタリング用ドームカメラ及びピストル型カメラなどが五輪用モニタリング・セキュリティー設備の総量の約80%を占めた。
ブラジルの政府機関が公表したデータによると、2016年1月から7月までにブラジルが中国から輸入した電子通信設備、機械エンジニアリング設備、自動車及び関係部品などの製品が輸入総額に占める割合は上昇傾向にある。服飾、布類、玩具などの製品の割合はやや低下している。
(新華社より)
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