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国産携帯電話の世界での競争で勝報がしきりに伝わり 中国製はいったいどれだけすごいか
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-01-09 16:12:56 | 新華網 | 編集: 王珊寧

   新華網北京1月9日 2016年を振り返ると、Apple(アップル)はイノベーション・パワーが足りず、サムスンは「爆発」事件により、2大国際ブランドが次々と挫折していった。一方で、中国の携帯電話のブランドは世界を一掃し、ひっそりと国際のトップブランドの列に躍り出て、国際的な競争の場における中国製への再定義を実現させた。

   今では、中国の携帯ブランドは格安・低質というラベルを徐々に取り去りつつあり、より広大な国際市場を持ち、よりハイエンドなブランドの構築や更なる核心的な科学技術の開発に取り組むとともに、海外消費者の目線により近づいた文化の構築に努めているところだ。

   

   市場がより広大に

 インド・マイソールのある市場の露天商は彼のシャオミの携帯を見せてくれた。(資料写真)

   インドメディアの報道によると、2016年11月の時点で、スマートフォンがインド市場の出荷量に占める中国ブランドのシェアは計51%で、中国の携帯ブランドが初めてインド市場の半分を占めた。そのうち、Oppo、Vivo、シャオミ(小米)、聯想(レノボ)などのブランドが急速に発展している。

   ロシア

   華為(ファーウェイ)、レノボの携帯電話の販売台数は、ロシアではサムスン、アップルに迫っている。ドイツの市場調査グループGFKのデータによると、2015年11月から2016年11月までに、華為(ファーウェイ)及びその傘下ブランド「栄耀」のシェアは1.8%から8.5%に増加した。サムスンの20%、アップルの12.5%に次ぐ販売量だ。聯想は4位(7.4%)、中興は5位(5.7%)だった。

   欧州

   華為はすでに欧州市場でのシェアを最も速く引き上げたブランドとなった。華為欧州は2016年上半期における出荷規模倍増を実現しており、最新発表されたGFKのレポートによると、華為の携帯電話はポーランドとフィンランドでの市場シェアが20%を突破した。また聯想がモトローラを買収し、欧州、中東及びアフリカでそのシェアを前年同期比で83%引き上げた。

  

   ブランドがよりハイエンドに

   これまでアップル、サムスンに着実に占められていたミドル・ハイエンド市場では、国産の携帯陣営がたえず力強く成長しつつある。

   華為(ファーウェイ)のMate9は伝統的なハイスペックを基礎に、形やデザインにポルシェのデザインを加え、この機に「ハイエンド」の列車に乗れるよう望んでいることから、販売価格は8999元以上で、市場のほとんどの機種を上回っているという。

   華為Mate9高級版(資料写真)

   中国メーカー、金立(Gionee)のスマートフォン「M2017」は従来から主力にしていた大容量バッテリーに、曲面ディスプレイ、大容量メモリーなどのセールスポイントも加わり、価格も6,999元に引き上げられ、市場でミドル・ハイエンド装備のiphone7に迫っている。

   さらに、低価格戦略を展開していた小米もコンセプトモデルの限定版「MIX」を発表し、2種類のバージョンで価格はそれぞれ3,499元と3,999元になっている。

 

   コア技術でさらに自主開発を進める

   昨年10月、華為は傘下の半導体事業会社、海思(Hisilicon)の麒麟チップユーザーが1億人の大台を突破し、麒麟960チップの全体的な性能指標も高通の驍龍821、アップルA10チップと大差はないことを明らかにした。また、中興、小米などのメーカーもチップ開発を積極的に展開している。

   チップ技術を除き、国産メーカーの特許分野での実績もますます注目される。華為の消費者業務部門の余承東CEOは、「華為は中国で大量の特許成果を収めただけでなく、世界でも『大手メーカー』に名を連ね、西側の同業者と同列に論じられるほどの十分な実力がある。」と語った。

 

   文化でより一層、融合する

   海外の市場を征服するには、製品で圧倒するだけでは足りず、文化でも融合し、同化してはじめて高い境地に達することができる。 ロシアで、中国企業は人気の高いテレビ番組に協賛し、ブランド知名度を高めている。 また、地域に合わせて異なるイメージキャラクターを起用することでも当地の消費者との距離を縮め、共感を呼んでいる。 中国の携帯電話はもう「模倣品」、「粗悪品」の代名詞でもなく、ハイテク度が高く、高い技術力で設計された工業製品になっている。このため、ますます多くの外国の消費者が「性能対価格比が優れた」、「高品質」の中国の携帯電話を選ぶ傾向にある。

 「次のシリコンバレーが東方に誕生するだろう。中国のイノベーション世代は世界トップクラスのハイテクブランドと正面から競争する準備が整っている。」米雑誌「ワイアード」はこう評じている。 確かに、スマートフォンだけでなく、中国の高速鉄道、宇宙事業設備、原子力発電設備などは国際化において壁を突破している。世界の工場から世界の高品質公共設備の提供者へとイノベーションとモノ作りの心で、中国の製造業が世界的な産業革命において安定しながら前進するようにリードしている。

 

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新華網日本語

国産携帯電話の世界での競争で勝報がしきりに伝わり 中国製はいったいどれだけすごいか

新華網日本語 2017-01-09 16:12:56

   新華網北京1月9日 2016年を振り返ると、Apple(アップル)はイノベーション・パワーが足りず、サムスンは「爆発」事件により、2大国際ブランドが次々と挫折していった。一方で、中国の携帯電話のブランドは世界を一掃し、ひっそりと国際のトップブランドの列に躍り出て、国際的な競争の場における中国製への再定義を実現させた。

   今では、中国の携帯ブランドは格安・低質というラベルを徐々に取り去りつつあり、より広大な国際市場を持ち、よりハイエンドなブランドの構築や更なる核心的な科学技術の開発に取り組むとともに、海外消費者の目線により近づいた文化の構築に努めているところだ。

   

   市場がより広大に

 インド・マイソールのある市場の露天商は彼のシャオミの携帯を見せてくれた。(資料写真)

   インドメディアの報道によると、2016年11月の時点で、スマートフォンがインド市場の出荷量に占める中国ブランドのシェアは計51%で、中国の携帯ブランドが初めてインド市場の半分を占めた。そのうち、Oppo、Vivo、シャオミ(小米)、聯想(レノボ)などのブランドが急速に発展している。

   ロシア

   華為(ファーウェイ)、レノボの携帯電話の販売台数は、ロシアではサムスン、アップルに迫っている。ドイツの市場調査グループGFKのデータによると、2015年11月から2016年11月までに、華為(ファーウェイ)及びその傘下ブランド「栄耀」のシェアは1.8%から8.5%に増加した。サムスンの20%、アップルの12.5%に次ぐ販売量だ。聯想は4位(7.4%)、中興は5位(5.7%)だった。

   欧州

   華為はすでに欧州市場でのシェアを最も速く引き上げたブランドとなった。華為欧州は2016年上半期における出荷規模倍増を実現しており、最新発表されたGFKのレポートによると、華為の携帯電話はポーランドとフィンランドでの市場シェアが20%を突破した。また聯想がモトローラを買収し、欧州、中東及びアフリカでそのシェアを前年同期比で83%引き上げた。

  

   ブランドがよりハイエンドに

   これまでアップル、サムスンに着実に占められていたミドル・ハイエンド市場では、国産の携帯陣営がたえず力強く成長しつつある。

   華為(ファーウェイ)のMate9は伝統的なハイスペックを基礎に、形やデザインにポルシェのデザインを加え、この機に「ハイエンド」の列車に乗れるよう望んでいることから、販売価格は8999元以上で、市場のほとんどの機種を上回っているという。

   華為Mate9高級版(資料写真)

   中国メーカー、金立(Gionee)のスマートフォン「M2017」は従来から主力にしていた大容量バッテリーに、曲面ディスプレイ、大容量メモリーなどのセールスポイントも加わり、価格も6,999元に引き上げられ、市場でミドル・ハイエンド装備のiphone7に迫っている。

   さらに、低価格戦略を展開していた小米もコンセプトモデルの限定版「MIX」を発表し、2種類のバージョンで価格はそれぞれ3,499元と3,999元になっている。

 

   コア技術でさらに自主開発を進める

   昨年10月、華為は傘下の半導体事業会社、海思(Hisilicon)の麒麟チップユーザーが1億人の大台を突破し、麒麟960チップの全体的な性能指標も高通の驍龍821、アップルA10チップと大差はないことを明らかにした。また、中興、小米などのメーカーもチップ開発を積極的に展開している。

   チップ技術を除き、国産メーカーの特許分野での実績もますます注目される。華為の消費者業務部門の余承東CEOは、「華為は中国で大量の特許成果を収めただけでなく、世界でも『大手メーカー』に名を連ね、西側の同業者と同列に論じられるほどの十分な実力がある。」と語った。

 

   文化でより一層、融合する

   海外の市場を征服するには、製品で圧倒するだけでは足りず、文化でも融合し、同化してはじめて高い境地に達することができる。 ロシアで、中国企業は人気の高いテレビ番組に協賛し、ブランド知名度を高めている。 また、地域に合わせて異なるイメージキャラクターを起用することでも当地の消費者との距離を縮め、共感を呼んでいる。 中国の携帯電話はもう「模倣品」、「粗悪品」の代名詞でもなく、ハイテク度が高く、高い技術力で設計された工業製品になっている。このため、ますます多くの外国の消費者が「性能対価格比が優れた」、「高品質」の中国の携帯電話を選ぶ傾向にある。

 「次のシリコンバレーが東方に誕生するだろう。中国のイノベーション世代は世界トップクラスのハイテクブランドと正面から競争する準備が整っている。」米雑誌「ワイアード」はこう評じている。 確かに、スマートフォンだけでなく、中国の高速鉄道、宇宙事業設備、原子力発電設備などは国際化において壁を突破している。世界の工場から世界の高品質公共設備の提供者へとイノベーションとモノ作りの心で、中国の製造業が世界的な産業革命において安定しながら前進するようにリードしている。

 

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