新しい年の幕開けと共に、世の中は「転職」ピークを迎えることになる。2017年、最も「高収入」が得られる仕事や、すぐに後任が見つかる業界をまとめた58グループ発表の「2016-2017年度ブルーカラー市場白書」によると「スキル型ブルーカラー」がいまや就職市場の「花形」となっている。彼らの待遇は、一般的なホワイトカラーを圧倒するまでとなり、都市のマッサージ師の月給は1万7千元以上でトップを飾った。揚子晩報が伝えた。
「白書」によると、ブルーカラー層の「価値」が大幅に上昇、マッサージ師や出産直後のママと赤ちゃんの世話をする月嫂、自動車修理工、エアコン設置工など特別なスキルを備えた「ゴールド・ブルーカラー」が市場では引っ張りだこで、雇用者にとっては獲得するのが極めて難しい人材となっている。
統計データによると、ブルーカラー層の平均給与は年々上昇傾向にあり、2016年の給与は前年比12%上昇した。一方、ホワイトカラー層の上昇幅は7%にとどまった。2016年、都市部サービス業における給与額トップ10によると、フィットネス・トレーナー、自動車修理工、エアコン設置工など「スキル型ブルーカラー」が軒並みランクインした。このうち、マッサージ師の月給が最も高く1万7669元(1元は約16.9円)。このほか、月給1万元以上の職種には、フィットネス・トレーナー、月嫂、自動車修理工などがあり、ランキング第5位のエアコン設置工も8千元を上回り、一般的なホワイトカラーを寄せつけなかった。
専門家は、「中国国内では現在、スキル型ブルーカラーが非常に不足している。統計資料によると、スキル型労働者の数は全国の就業者全体の19%前後を占めるにとどまっており、高スキル人材に至ってはわずか5%だ。数が少ないほど価値が高くなるのは道理で、自動車修理工などのスキル型ブルーカラーは、すでに市場で『引っ張りだこ』になっており、彼らの仕事は安定し前途有望な職業となっている」と指摘した。
(人民網日本語版)
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