中国の革新スピードはどれほど注目されているのだろうか。世界知的所有権機関(WIPO)が発表したデータによると、中国は年間発明特許出願件数が世界で初めて100万件を超えた国となり、5年連続で世界一になった。出願件数は世界全体の4割弱に達し、米国、日本、韓国の合計を上回る。また中国の特許出願件数は伸び率が最も高く、18.7%に達した。新華網が伝えた。
WIPOのフランシス ガリ事務局長は「中国の数値は非常に驚異的だ」と述べ、中国を現在の経済における力強い「ブースター」だと例え、「中国の国際特許出願件数は緩慢だが徐々に増加しており、革新を経済戦略の軸としている」とした。
世界経済の構造調整において、中国という革新の主役が欠席したことはない。WIPOなどの組織が発表した「グローバル イノベーション インデックス2016」によると、中国は初めて世界革新力ランキングで25位以内に入選した。革新を促進するためには、知的財産権が不可欠だ。特許集約型産業を例とすると、全社会の就業人口の3.4%のみで、中国のGDPの10%以上を創出している。中国の知恵は、経済発展の力強いエンジンと称されている。
世界特許出願件数が6万8000件に達するZTEは6年間に渡り、米国の複数の知財管理企業から調査を7回受けている。ZTEはこれらの調査において、勝訴5回、和解2回という理想的な成績を上げている。ZTEの申楠CKOは記者に対して「当社が知財面で持つコア技術と重要特許が勝訴の確実性を高めている。当社の知財は市場、研究開発、調達、生産などの事業全体の過程を貫いている」と話した。
法整備を進め、その執行力を強化していく上で、科学技術革新は、知財保護の堅固な後ろ盾となる。全国知財システムはこの5年間で、8万7000件の特許侵害 偽造を取り締まり、第11次五カ年計画期間(2006 10年)の10倍弱に達した。中国の知財関連法は14種あり、63カ国 地域 国際組織と署名した知財協力協定は171件に達する。
(人民網日本語版)
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