英ネイチャー誌(電子版)は19日、世界の科学分野で注目を集めた2016年度の「今年の10人」を選出し、発表した。入選者は幅広い科学分野に跨り、いずれも今年の重大科学実践で力を発揮した人物となっている。新華社が伝えた。
「レーザー干渉型重力波天文台」プロジェクトチームのガブリエラ・ゴンザレス氏は、重力波の観測において重要な作用を及ぼした人物。また囲碁プログラム「AlphaGo」が世界最強の棋士、イ・セドル氏を破ったことで、この対決後、「ディープマインド」の創業者であるデミス・ハサビス氏が注目を集めた。
またこのほかに、父母とドナーのDNAを受け継ぐ、世界初の細胞核移植を実施した主治医、米国籍華人の張進氏も入選。張氏が率いる「New Hope Fertility Center」の研究チームは今年10月、メキシコで細胞核移植技術による出産に成功したと報告した。この技術を用いることでミトコンドリアの疾患の遺伝を回避できるという。
(人民網日本語版)
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