外務省の華春瑩報道官は20日の定例記者会見で、中国とノルウェーの二国間関係の正常化実現及びノーベル平和賞の問題について、「ノーベル平和賞が世界の平和と発展に真に役立つよう期待する」と述べました。
華報道官は、「2010年のノーベル平和賞授与及び同賞に関連する案件が、中国とノルウェーの関係悪化の根源である」とし、「一部の者が政治的目的の達成のため、中国の分裂を謀ったり、民族間の団結を破壊したり、中国の政権転覆を試みる犯罪者に誤ってノーベル平和賞を授与した。これはノーベル氏の遺志とノーベル平和賞の趣旨に背くだけでなく、中国の内政に対する粗暴な干渉でもある。中国はこの行いに明確かつ断固反対するものであり、このスタンスが変わることはない」と述べました。
中国とノルウェーの国交正常化の実現について、華報道官は「両国が政治的な相互信頼を再構築し、各分野での実務的協力を回復し強化することは、双方の共通利益に合致するものであるだけでなく、両国関係の発展に関心を寄せ、両国の互恵協力に取り組む全ての人々に共通する願いでもある」と述べたうえで、「ノルウェー政府が約束を遵守し、言行一致して、両国の関係回復の基礎と前提を守ることと信じている」と述べました。
(中国国際放送局)
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