国家統計局はこのほど、70の大・中都市の住宅売り上げ価格のデータを発表した。データによると、2016年11月、70の大・中都市において、新築物件・中古物件の価格が上昇した都市は前月比で減少し、同価格が下落した都市は前月比で増加した。しかし、11月後半、15の一線都市や人気の高い二線都市の不動産市場はすぐにクールダウンし、不動産価格の変動は明らかに落ち着きを見せた。人民網が伝えた。
一線・二線都市の不動産価格はプラス方向に変化 三線都市は全体的に安定
今年11月、70の大・中都市において、新築物件・中古物件の価格が上昇した都市は前月比でそれぞれ7都市、8都市減少した。また、新築物件・中古物件の価格が下落した都市は前月比でそれぞれ4都市、7都市増加した。
国家統計局都市司の劉建偉シニア統計士は、「都市ごとに見ると、11月期の一線・二線都市の不動産価格の動向はプラス方向に変化している。その中で、一線都市の不動産価格は前月比でほとんど変動はなく、二線都市の不動産価格は前月比で上昇幅はやや下向きになり、三線都市の不動産価格は全体的に安定した。そのほかに、一線都市の新築物件・中古物件の価格は前年比で上昇幅が2ヶ月連続で下向きとなり、二線都市の中古物件の価格は前年比で上昇幅が11月から下向きとなった」と分析している。
一線都市と人気の高い二線都市の不動産市場がクールダウン 不動産価格変動は安定へ
今後の不動産市場の変化をより深く掘り下げて分析するために、国家統計局は11月に70の大・中都市の不動産価格の統計調査を行うとともに、そのうちの15の一線都市と人気な二線都市の11月後半の不動産価格の変動について調査を行った。
この調査について、劉氏は、「それぞれの地域、都市に合わせて実施された不動産価格のコントロール政策のもとで、15の一線都市と人気の高い二線都市の不動産市場はクールダウンし、不動産価格の変動は明らかな落ち着きを見せた。11月前半と比べ、11月後半、15の一線都市と人気の高い二線都市では、9都市の新築物件の価格が前月比で下落し、下落幅は0.1ポイントから0.9ポイントの間を推移した。また、2都市の新築物件の価格は前月比で変動がなく、残りの4都市の新築物件の価格は、全て前月比で上昇幅が1%以内に下落した」と語った。
(人民網日本語版)
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