第26回国際コーヒー科学会議が、13日から17日にかけて雲南省昆明市で開かれた。約60の国と地域のコーヒー業界専門家や学者400人以上が一堂に会した。この「コーヒー飲用が人の生理に及ぼす作用」に関する学術交流は、世界中のコーヒーをこよなく愛するが、やや不安視している人々に向けて開かれており、特に中国ではコーヒーの消費が近年盛んだが、コーヒーが健康にとって安全であるかについては、認識があいまいなままだ。科技日報が伝えた。
スペインの専門家チームの研究によると、コーヒーは心血管に対して長期的に有益な作用をもたらす。健常者が毎日コーヒーを3−4杯飲めば、心血管疾患の罹患率を15%下げることができるという。
同チームが2013年、14年に実施した研究のデータによると、コーヒーを飲むことで死亡率を下げることができるとしている。特に女性は毎日3−4杯飲めば、全死因死亡率を15%下げることができるということで、大量にコーヒーを摂取する人でも、死亡率が高くなることはないということだ。
雲南農業大学の研究チームの研究によると、コーヒーは運動の補助的機能を持つ。カフェインは世界で最も広く使用されている中枢神経興奮剤で、摂取後に速やかに吸収されると同時に、筋肉内でインターロイキン6が生まれる。これにより脂肪と筋肉組織内の脂肪酸の解消を促進し、運動の補助的機能を発揮する。動物を使った試験によると、毎日コーヒー3杯分のカフェインを摂取することで、運動効果を30%高めることができる。さらにカフェインはうつ症状を軽減できるということだ。
(人民網日本語版)
関連記事: