米国国際貿易委員会(ITC)は18日、中国とカナダから輸入した滑車とフライホイールなどの鉄鋼部品が米国の関連産業に実質的な危害と脅威をもたらしていないとして、同製品に対し反ダンピング関税と反補助金関税を徴収するという米商務省の決定を否決しました。
米商務省は10月24日、中国から輸入された滑車とフライホイールなどの鉄鋼部品に対するダンピングと補助金の最終認定を行い、反ダンピング関税と反補助金関税を徴収することを決定しました。米国では、反ダンピング関税と反補助金関税を実施する場合は、商務省と国際貿易委員会の両方の承認が必要となります。
この問題について、中国商務省はこれまでにも数回にわたり、「米国政府は保護貿易反対の約束を守り、自由、開放、公正を旨とする国際貿易環境を共に擁護し、貿易摩擦に対しては、より理性的な方法により適切な処理を行うべきだ」との意見を表明しています。
(中国国際放送局)
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