日本の雑誌『PRESIDENT WOMAN』によると、日本の夫の家事・育児分担率は14.1%。うち最も高かったのは22.4%の島根県で、最も低かったのは6.7%の大阪。つまり大阪では共働きの家庭でも、女性が家事・育児を93.3%分担していることになる。この数値は別の先進国であれば、3−4割に達するのが当然だ。この比率(共働き家庭)はスウェーデンが42.7%、フランスは38.6%、米国は37.1%、英国は34.8%で、日本は最下位。
日本の夫はなぜ世界一家事をやらないのだろうか?これにはさまざまな原因があるが、うち重要なのは日本が男女の役割分担がはっきりしている社会であることだ。また男性の労働時間がその他の国より長めといった理由もある。
それから、日本の夫の家事能力が低いという原因もあるかもしれない。日本の夫はそもそも家事をやりたがらないわけではないが、あまりやったことがないので、料理も掃除も下手だ。その結果、妻が最初からやり直すことになるため、最終的に家事をやる機会が得られなくなる。こうして夫は家のことを切り盛りする能力を身につける機会を失う。
実際には夫も家事をやりたくないわけではない。20代の男性のうち6割が、「夫が家事・育児をするのは当然」と考えている。現在の若い男性は家庭科を必修科目として学んできた世代であり、ジェンダーフリー教育の成果が出始めているかもしれない。
基礎は備わっており、今後は長時間労働の解消と労働環境の改善、それから夫の家事技能の向上が必要になる。これらが実現されれば、分担の比率は欧米水準に近づけるかもしれない。
(チャイナネット)
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