アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群総裁は、トランプ氏が大統領に就任後、アメリカが中国主導のAIIBへの参加を再検討する可能性があるとの見方を示した。
同氏は、アメリカは当初、AIIBに嫌悪感を示していたとはいえ、トランプ政権後に参加する可能性を排除できないと述べる。
金立群氏は取材に対し、「オバマ政 権のある高官がAIIBを称賛する声を聞いたことがある。トランプ氏が大統領選で勝利してから、トランプ陣営の多くが“オバマがAIIBに参加しないのは間違っている”と考えているとの話を聞いた」と述べる。「そのため我々は、アメリカ新政権がAIIBを支持する、あるいは参加する可能性を排除することはできないのだ」。
カナダはAIIBの57の参加国のうち22番目の非アジア国家となっている。金立群氏は、新たな参加国を歓迎するという立場を繰り返したうえで、現在の参加国は自分の持ち株割合を下げ、新参加国に一定の株を保証することを厭わないと述べる。しかし今後新たな参加国が加わった後、どの程度の株を新参国家に与えるべきか悩ましいところでもある。
新たな参加国のリストがもうすぐ発表される。来年1月に正式な参加国としての身分が与えられる予定となっている。
(チャイナネット)
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