新華網リマ11月21日(記者/霍小光、李建敏、駱珺)アジア太平洋経済協力(APEC)第24回非公式首脳会議が20日、ペルーのリマで開催された。中国の習近平国家主席が会議に出席し、また『未来に向けて開拓進取し、アジア太平洋の発展・繁栄を促進させよう』と題する重要演説を発表し、アジア太平洋パートナーシップを深め、開放によりウィンウィンをはかり、融合により繁栄を促して絶えず開拓進取し、アジア太平洋の発展におけるすばらしい未来を共に創り出すべきだと強調した。
習主席は演説の中で次のように指摘した。今年の9月に開催された20カ国・地域グループ(G20)杭州サミットは力強く、持続可能で、バランスのとれた、包容的な世界経済の成長の青写真を描き出し、課題を共に迎えるパートナーシップの精神を体現し、共同発展を求める決意を現した。アジア太平洋は世界経済の重要な活動の場だといえる。APECは、アジア太平洋と世界経済の協力における重要な先駆者、リーダー及び開拓者であり、アジア太平洋地域と世界経済の発展を促進することににおいて、重要な役割を持っている。新たな情勢や新たな課題に直面し、我々は力強い措置を講じてアジア太平洋のエンジンとしての役割を発揮し、革新、活力、連動、包容の世界経済の発展を推進するべきだ。
習主席はまた次のように強調した。我々は経済のグローバル化のプロセスを揺るぎなく導き、経済のグローバル化がより包容的でメリットをもたらす方向に発展するよう導き、あらゆる形の保護主義に反対せねばならない。我々はアジア太平洋の開放型経済レベルを揺るぎなく向上させ、多角的貿易体制を支持し、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を早期に建設する必要がある。我々は地域の相互接続のボトルネックを断固として解決し、北京APEC首脳会議で採択された10年の相互接続の青写真を徹底して実行し、インフラ整備、規則・制度、人的交流・相互接続を促進し、全方位的、複合型の相互接続ネットワークを構築して、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想と関連の各方面の発展戦略及び協力の提案との接続を強化するべきだ。我々は改革・革新の構造を揺るぎなく打ち出し、経済構造改革を推進し、アジア太平洋地域が世界経済を導くために原動力を作り出さねばならない。
習主席は更に次のように強調した。中国はAPECに加盟して25年にわたり、アジア太平洋地域を開放の優先的方向とすることを堅持してきた。2020年のボゴール目標の達成期限が迫るに伴い、我々は更に長期的な協力のビジョンの作成をを急ぐべきだ。中国は各当事者と共に、発展をテーマとして開放を拡大し、地域経済の一体化と相互接続を促進して、アジア太平洋の協力の壮大な絵巻を共に描き出せるよう望んでいる。