中国青年報社社会調査センターがこのほど行った大学生2002人に対するインターネットでのアンケート調査によると、回答者の50.7%が「大学に進学したことは独立を意味する」と考えていることがわかった。28.8%は「親から完全に独立したい」と答え、64.5%は「親から適切なタイミングで援助を受けたい」とした。「中国青年報」が伝えた。
3年前に大学入学のために寧夏回族自治区からやって来た陳丹さんは、一人で列車に乗って塔里木大学で入学手続きをし、キャンパスライフが始まった。大学にいる間、勉強や交友関係についての陳さんの選択に両親は基本的に干渉しない。陳さんには陳さんの考えがあり、何かする時に親の監督を受けることはないという。
調査では、回答者の50.7%が「大学に進学したことは独立を意味する」と考えており、31.1%はこれと反対の見方をし、18.2%は「わからない」とした。
北京印刷学院の大学院生・王海さん(仮名)は、「大学進学は独立のスタートを意味するが、大学生が独立しているというわけではない、大学に入れば適応しなければならないが、適応にかかる時間は人によって異なる」との見方を示す。
調査では、大学進学後、28.8%が「親から完全に独立したい」と答え、64.5%は「親から適切なタイミングで援助を受けたい」とし、「これまでと同じように自分に関わってほしい」とした人は4.2%しかいなかった。
調査でわかったことは、回答した大学生は主に生活面、交友関係、勉強で独立しており、生活面では64.0%、交友関係では57.4%、勉強では51.1%が独立していると答えた。このほか趣味では40.7%、消費では39.1%、恋愛では36.3%が独立していると答えた。将来の職業選択を自分で行い、経済的自立を実現できるとした大学生は相対的に少なく、30.4%にとどまった。
(人民網日本語版)
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