新華網北京11月14日(記者/孫辰茜)外交部の陸慷報道官は10日、欧州委員会が提起したアンチダンピング制度を改正する提案に対し、欧州委員会の提案は『代理国』の手法を根本的から取り消しておらず、形を変えて元の手法を続けたに過ぎず、世界貿易機関(WTO)ルールに一致しないとの見方を示した。
欧州委員会は11月9日、『中国のWTO加盟議定書』第15条の規定に基づいて担われる義務を遂行するため、欧州議会や欧州連合理事会にそのアンチダンピング制度の改正に関する提案を正式に提出した。 陸報道官は次のように述べた。「非市場経済国」リストを取り消す提案は、欧州連合(EU)が第15条の義務を遂行する意向を体現しており、中国側はこれに対し肯定の意を表する。しかし中国側が残念に思うのは、欧州委員会が提出した新しい方法は「市場のねじれ」の概念と基準を「非市場経済」の概念と基準の代わりとし、『代理国』の手法を根本的に取り消しておらず、形を変えて元の手法を続けたに過ぎない。このような方法は第15条の義務を全面的・徹底的に遂行しておらず、またWTOのルールに一致しない。
(新華社より)
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