新華網北京11月11日(記者/藏暁程)中国外交部は10日、中外メディアに向けて、ブリーフィングを開催した。外交部の李保東副部長、王超副部長、商務部国際貿易交渉の張向晨副代表が習近平主席のエクアドル、ペルー、チリへの公式訪問及びペルーのリマで開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)第24回非公式首脳会議出席に関する状況について説明し、記者の質問に答えた。
一、エクアドル、ペルー、チリへの公式訪問について
王超副部長は次のように述べた。習近平主席は11月17日から23日までエクアドル、ペルー、チリを公式訪問する。エクアドル訪問中に、習近平主席はコレア大統領と二国間関係及び共同で関心を寄せる問題について深層から意見を交換し、一連の重要協力文書への署名に立ち会い。ペルー訪問中に、習近平主席はクチンスキ大統領と会談し、サルガド国会議長と会見し、ペルー国会で演説を発表する。両国元首はまた、2016年中国・ラテンアメリカ文化交流年の閉会式に共同で出席する。チリ訪問中に、習近平主席はバチェレ大統領と会談し、協力文書への署名式に共同で出席し、記者会見を行う。双方は共同声明も発表する。
王超副部長はまた、次のように指摘した。これは習近平主席の3回目のラテンアメリカ訪問になる。近年に、中国とラテンアメリカ地域の関係は日増しに発展の勢いを維持している。今回の訪問は中国と訪問先の3カ国との伝統的な友好関係を固め、双方の政治相互信頼及び実務的な協力水準を全面的に引き上げるだけでなく、また中国とラテンアメリカ諸国の全面的な協力パートナーシップが深層から発展するように推進する。中国とラテンアメリカを含む発展途上国と新興経済体は手を携えてともに試練と向き合い、共同の発展を促進し、人類の運命共同体を形成するために積極的な貢献を果たしていく。
張向晨副代表は次のように表明した。エクアドル、ペルー、チリは中国のラテンアメリカ地域の主要な経済貿易パートナーだ。近年は、中国と三カ国との二国間経済貿易協力が長足の発展を遂げている。中国側は中国ラテンアメリカとの協力を深化させ、世界経済の復興と繁栄を手を携えて共同で促進することを期待している。
二、ペルーのリマで行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)第24回非公式首脳会議への出席について
李保東副部長は次のように説明した。習近平主席が11月19日から20日にかけて、ペルーのリマで行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)第24回非公式首脳会議に出席する。会議のテーマは「高品質な成長と人類の発展」となっている。各経済体の指導者や代表は地域経済の一体化やアジア太平洋自由貿易区(FTAAP)、相互接続、サービス業界での事業協力などの問題をめぐって深く意見を交わし、会議で達成された合意が会議後の首脳宣言に反映される。
李副部長はまた次のように指摘した。APECはアジア太平洋地域で最高レベルの、分野が最も広範で、影響力が最も大きい経済貿易協力メカニズムだといえる。習主席による今年のAPECリマ首脳会議の出席は、中国側のアジア太平洋地域の協力強化に対する高い重視を十分に体現している。
張副代表は次のように説明した。APECは貿易の自由化と利便化及び地域経済一体化の推進の面で積極的な役割を果たしてきた。中国側はAPECリマ首脳会議で以下のような経済貿易の成果が得られることを期待している。第一に、アジア太平洋自由貿易区の集団戦略的研究を期日どおりに完成させ、アジア太平洋自由貿易区の建設を一層実現させる政策提案を提起する。第二に、北京でのAPEC首脳会議における関連成果を引き続き徹底して実行し、相互接続やグローバルなバリューチェーンの協力を推進する。第三に、アジア太平洋地域の包容的成長を支援し、サービス業、中小企業などの分野において、新たな協力の成果が得られるよう推進する。中国側は開放的・包容的な、実務的に責任を担う態度により、各当事者と共に、会議が円満な成功を収めるよう推進していく。
(新華社より)
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