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「中学生日常行為規範」に記載されている規定には「中高生は、服装や身だしなみに気をつけ、シンプルで落ち着いた身なりをすること。パーマ、カラーリング、メイク、アクセサリーを着用しないこと。男子の長髪は不可で、女子はヒールのある靴を履かないこと」とある。実際は学校によってその規定はやや異なる。このほど、江省杭州市蕭山区のあるネットユーザーが自分の学校の新しい校則を公開した。校則を細かく見ていくと、そこに書かれている内容は確かにやや細かいようだ。例えば「口紅やリップグロス、色付きのリップクリームなど、唇の色を変える化学品を使用していないか?」、「透明や色のついたマニキュアなどの発がんの危険がある化学品を使用していないか?」といった具合だ。銭江晩報が伝えた。
このネットユーザーは「これらはまだ我慢できる。しかし天然パーマの証明書を提出するよう言われても、一体どこで書いてもらえばよいと言うのだ。母親を学校へ連れて行くのか?」と行き過ぎな校則に呆れた様子。なぜならパーマやカラーリングの規定には補足事項として「天然パーマは事実確認の証明書の提出が必須」と規定されていたためだ。
この校則を規定した蕭山区第二中等職業学校の陸宝金副校長は「天然パーマの証明書は、書面による証明書である必要はない。保護者が担任に自分の子供が天然パーマであることを電話で伝えればよく、この証明書提出を規定した真の目的は、パーマをかけているのに、それが天然パーマだと嘘をつく生徒が出てくるのを防ぐためだ」と説明した。
このように学校が学生の身なりに対し検査を行うことについて、ネット上では賛成派の意見が多数だが、もっと個性を尊重するべきだという反対の声もあがっている。
(人民網日本語版)
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