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「天宮2号」の有効搭載量は正常、一部の宇宙空間での実験は「初戦に勝つ」
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-10-18 10:44:28 | 新華網 | 編集: 王珊寧

  新華網北京10月18日(記者/呉晶晶)有人宇宙船「神舟11号」は17日、打ち上げに成功し、先に宇宙に投入された宇宙実験室「天宮2号」は1カ月余りの周回軌道飛行に入っている。「天宮2号」が打ち上げられ、軌道に入った後、50件余りの有効負荷の現状はどうなっているのだろうか。10項目余りの宇宙空間科学及び応用実(試)験はすでに展開されているのだろうか。

 記者が「天宮2号」の宇宙空間応用システム総体部から確認したところ、「天宮2号」の有効負荷が宇宙に投入された後、電源オン自己診断テスト、軌道初期状態設定及び初期機能テストを相次いで実施した。各有効負荷及び軌道組立て支援航行体は正常に運行し、性能は安定し、良好な状態となっている。

 

(写真はネットより)

  【冷原子時計】国際的に初めて宇宙空間で使用される冷原子時計によって、飛行機の時間の計測の精度が2量級、向上した。実験では現在、冷却原子の冷却、抛射、状態選定、マイクロ波の相互作用及び探査を行い、国際的に初めて微重力状態で冷原子時計の信号を受信した。

  【対地観測設備】これらの設備は主に宇宙から地球を感知するために用いられる。ブロードバンド画像生成器は現在、国内で初めて宇宙での多角度偏光画像生成成像を実現し、大量の海洋、陸地及び大気高品質スペクトル画像及び独自のクラウドフェーズ、気体ゾル、蒸気などの情報を取得した。

 

(写真はネットより)

  【総合材料実験】同実験は多種類の新型材料の地上の重力環境では把握し難い物理及び化学的規律と性質の研究を行う。現時点で第1グループの6本のサンプルの実験を完了し、材料用賦活炉の温度を実験ニーズに適合するように制御した。

 

(写真はネットより)

  【高等植物培養実験】この実験は、シロイヌナズナとイネの種子が宇宙で発芽し、生長し、開花し、花、種をつける全過程の研究を行う。現時点で栄養液の注入を順調に完了し、シロイヌナズナとイネの種子が栄養液の注入から4日後に次々と発芽し、目下、生長状態は良好だ。

  【宇宙空間環境観測設備】「天宮2号」の軌道上の放射環境と大気環境をリアルタイムに観測する。現在、設備は正常に稼働し、宇宙船の外における各方向の電子、プロトンなどの粒子の強度と分光学及び軌道大気密度、成分、時空分布の変化を持続的に観測している。

 

(写真はネットより)

  【宇宙と地上の量子配送鍵試験】この試験は有人宇宙飛行空間システムに基づき、宇宙と地上の量子配送鍵試験を行い、業務データの宇宙・地上間のレーザー通信を実現する。現在は宇宙と地上の双方向の追跡を実現し、安定性は良好で、追跡精度もニーズを満たしている。これにより、次世代の量子配送鍵及び業務データのレーザー通信のための基盤を作る。

  【付随衛星】「天宮2号」と「神舟11号」の「守護者」であり、「自撮り神器」でもある。現在は軌道上の貯蔵期間に巡回検査業務を完了し、「天宮2号」と「神舟11号」がドッキングした後、飛行プログラムに合わせて投入され、宇宙飛行観測を実施する。

 

(新華社より)

 

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新華網日本語

「天宮2号」の有効搭載量は正常、一部の宇宙空間での実験は「初戦に勝つ」

新華網日本語 2016-10-18 10:44:28

  新華網北京10月18日(記者/呉晶晶)有人宇宙船「神舟11号」は17日、打ち上げに成功し、先に宇宙に投入された宇宙実験室「天宮2号」は1カ月余りの周回軌道飛行に入っている。「天宮2号」が打ち上げられ、軌道に入った後、50件余りの有効負荷の現状はどうなっているのだろうか。10項目余りの宇宙空間科学及び応用実(試)験はすでに展開されているのだろうか。

 記者が「天宮2号」の宇宙空間応用システム総体部から確認したところ、「天宮2号」の有効負荷が宇宙に投入された後、電源オン自己診断テスト、軌道初期状態設定及び初期機能テストを相次いで実施した。各有効負荷及び軌道組立て支援航行体は正常に運行し、性能は安定し、良好な状態となっている。

 

(写真はネットより)

  【冷原子時計】国際的に初めて宇宙空間で使用される冷原子時計によって、飛行機の時間の計測の精度が2量級、向上した。実験では現在、冷却原子の冷却、抛射、状態選定、マイクロ波の相互作用及び探査を行い、国際的に初めて微重力状態で冷原子時計の信号を受信した。

  【対地観測設備】これらの設備は主に宇宙から地球を感知するために用いられる。ブロードバンド画像生成器は現在、国内で初めて宇宙での多角度偏光画像生成成像を実現し、大量の海洋、陸地及び大気高品質スペクトル画像及び独自のクラウドフェーズ、気体ゾル、蒸気などの情報を取得した。

 

(写真はネットより)

  【総合材料実験】同実験は多種類の新型材料の地上の重力環境では把握し難い物理及び化学的規律と性質の研究を行う。現時点で第1グループの6本のサンプルの実験を完了し、材料用賦活炉の温度を実験ニーズに適合するように制御した。

 

(写真はネットより)

  【高等植物培養実験】この実験は、シロイヌナズナとイネの種子が宇宙で発芽し、生長し、開花し、花、種をつける全過程の研究を行う。現時点で栄養液の注入を順調に完了し、シロイヌナズナとイネの種子が栄養液の注入から4日後に次々と発芽し、目下、生長状態は良好だ。

  【宇宙空間環境観測設備】「天宮2号」の軌道上の放射環境と大気環境をリアルタイムに観測する。現在、設備は正常に稼働し、宇宙船の外における各方向の電子、プロトンなどの粒子の強度と分光学及び軌道大気密度、成分、時空分布の変化を持続的に観測している。

 

(写真はネットより)

  【宇宙と地上の量子配送鍵試験】この試験は有人宇宙飛行空間システムに基づき、宇宙と地上の量子配送鍵試験を行い、業務データの宇宙・地上間のレーザー通信を実現する。現在は宇宙と地上の双方向の追跡を実現し、安定性は良好で、追跡精度もニーズを満たしている。これにより、次世代の量子配送鍵及び業務データのレーザー通信のための基盤を作る。

  【付随衛星】「天宮2号」と「神舟11号」の「守護者」であり、「自撮り神器」でもある。現在は軌道上の貯蔵期間に巡回検査業務を完了し、「天宮2号」と「神舟11号」がドッキングした後、飛行プログラムに合わせて投入され、宇宙飛行観測を実施する。

 

(新華社より)

 

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