【サムスン電子、Galaxy Note 7問題が続成】
中国人ネットユーザー「吉娃娃你」は掲示板「百度貼吧」に爆発後のNote7の画像を掲載。
8月初旬の発表後、サムスンGalaxy Note 7のスマートフォンは、バッテリーの欠陥による発火と爆発事故を海外で相次いで引き起こした。その後、サムスンは、世界中でバッテーリに問題のある250万台のNote7をリコールすると公表した一方、中国大陸で発売されたNote7はリコール対象ではなく、中国大陸向けのNote7は、使用するバッテリーのサプライヤーが異なるため、安全上の問題はないという理由を提示した。しかし9月17日早朝、中国人ネットユーザー「吉娃娃你」は百度のnote7掲示板に投稿し、自身が購入した中国版Note7のバッテリーが爆発したと伝えた。これを受けて、海外で続出していたサムスンNote7の「爆発事故」は中国にも「飛び火」した。(さらに読む)
9月3日、韓国・聯合ニュースによると、サムスン電子は2日、新型スマートフォン「Galaxy Note7」の一部バッテリーの欠陥を確認し、韓国と米国を含む10カ国で250万台のリコールを決定した。リコールに伴う費用は1兆ウォン(約930億円)から1兆5000億ウォン(約1400億円)に達すると推定されている。(さらに読む)
9月16日、韓国メディアによると、米国の消費者製品安全委員会は15日、爆発事故が相次ぎ報告されている韓国・サムスン電子の最新スマートフォン「Galaxy Note7」をリコールすると発表した。(さらに読む)
10月11日午前、韓国サムスン電子はスマートフォン「ギャラクシーノート7」の販売と交換を一時的に中止するという公告を発表した。サムスン電子の説明によると、最近、報じられたノート7の交換品も発火した件について、現在も調査中だが、消費者の安全を考慮し、韓国国家技術標準院などの関係機関と協議した後に上記の決定を下した。サムスン電子はまた、ノート7の返品などの後続措置を早急に発表すると表明した。(さらに読む)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【一方、iPhone7も問題が発生】
今年の9月、サプライチェーンのiPhone7に関するうわさが本当なった。新型スマホは曲面で美しいOLED液晶パネル、全く新しいガラスの筐体、タッチ式のホームボタン、3Dタッチセンサ、4つのスピーカー、ライトニングのイヤホンなどが搭載されることになる。多くのファンが新たなスマホを使いたいと期待している。(さらに読む)
しかし、発売まもなく、iPhone7(アイフォーン7)付属した新型のワイヤレスイヤホン「エアポッズ」について米国の公共健康医学の専門家から、「このワイヤレスイヤホンには電磁波の問題があり、人体の血液脳関門を破壊することがある」との指摘が上がった。カナダの大学健康ネットワーク医学センターのノーマンド・ラペリエール教授は、「少量の電磁波でも、人体への影響は大きい。長時間(ワイヤレスの)ブルートゥースのイヤホンで音楽を聴いたり電話したりしない方がいい」と注意を促す。(さらに読む)
(写真はネットより)
また日本のメディアによると、8月から9月にかけてSamsungの新型スマホ「Galaxy Note 7」の発火事故が話題になっている最中、Appleの「iPhone 7 Plus」もバッテリーの発火や膨張が報告されている事があった。今回、RedditやcnBetaで報告されているのは「iPhone 7 Plus」の内蔵バッテリーが爆発したり、膨張したりしてしまうという事象。報告されている事象は2件で、うち1件はユーザーの元に到着した際にすでにバッテリーが爆発した後だったとのことで、輸送中に何らかの圧力を受けて爆発したものと思われている。
(写真はネットより)
中国台湾でも、「iPhone 7 Plus」のバッテリーが膨張した写真が投稿され、どのような状況で膨張したのかは不明だが、購入後1週間でこのような状態になったそうだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【中国携帯電話市場の未来と国産携帯電話の未来】
参考消息網がドイツメディアの情報として伝えたところによると、9月16日、米アップル社の「iPhone7」(アイフォーン7)が世界で発売されたことは、アップルの中国市場における今後の命運に大きな関わりをもつ。時期を同じくして、アップルにとって世界最大のライバルといえる韓国サムスン電子は「電池問題」を起こした。このIT大手2社は苦境に陥っており、中国市場における競争にその原因がある。カナリスの中国人アナリスト丁(ジェシー・ディン)さんは、「アップルは中国メーカーからの大きな圧力と課題に直面しており、こうしたメーカーは目下、中級機・高級機を研究開発中で、主力商品を大量に市場に送り込んでいる」と話した。
また米調査会社ストラテジー・アナリティックスの執行役員のニール・モーストン氏は、「サムスンの今回の件への対処はまずかった。方針の決定が遅く、情報のやり取りがスムースでなく、協力の姿勢も不十分で、企業イメージが損なわれた。中国では、サムスンブランドへの忠誠度は高くない。中国市場は競争が非常に激しく、細分化された市場であり、ライバル達は価格やデザインでお互いにしのぎを削っている。中国市場ではいかなるミスも許されない」と話した。(さらに読む)
データによると、2016年第2四半期の華為(ファーウェイ)の中国スマートフォン(スマホ)市場シェアは17.2%でトップだった。以下、OPPO、vivo、小米(シャオミ)と続き、アップルのシェアは第5位の7.8%。中国製スマホは多くの市場で「混戦」から頭角を現している。その理由として、技術の研究開発とイノベーションが密接に絡んでいることや顧客中心で需要に応変していることが挙げられている。(さらに読む)
関連記事: