新華網ビエンチャン9月7日(記者/李恵子、陳二厚)中国国務院の李克強総理は現地時間の7日午後、ビエンチャンの国家会議センターで開催された第19回東南アジア諸国連合(ASEAN)・中日韓(「10+3」)首脳会議に出席し、ASEAN10国の指導者や日本の安倍晋三首相、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領がともに出席した。ラオスのトンルン首相が会議を主宰した。
李総理は次のように発言した。「10+3」協力は19回の春と秋を経て、重要な成果を獲得した。来年は「10+3」協力の20周年を迎え、各当事者はこれを新たなスタートとして、「10+3」の地域経済一体化プロセスにおける主要ルート的な役割を固め、東アジアの協力の新たな1ページを描き出すべきだ。李総理は「10+3」協力について次のような6つの提案を提起した。
第一に、金融の安全協力を強化する。
第二に、貿易投資協力を深化させる。
第三に、農業や貧困削減の協力を推進する。
第四に、相互接続の構築を促進する。
第五に、生産能力協力のモデルを革新する。
第六に、社会における人文交流を増進させる。 李総理は更に次のように指摘した。アジアの繁栄と発展には平和で安定した地域環境が欠かせない。中国側は共同・総合・協力・持続可能なアジア安全観を提唱し、各当事者に恩恵を施す安全保障枠組みの構築を主張し、排斥性を減らし、対抗性を避け、各類の敏感な問題を適切に処理し、地域の実情に合致した安全・発展の道を進んでいく。
(新華社より)
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