新華網北京8月31日(記者/鄭啓航 安暁萌)中国航空エンジン集団有限公司(以下、「中国航空エンジン」という)がこのほど北京で正式に設立された。同公司は中国航空用エンジン事業の自主イノベーションと発展を早急に推進し、航空用エンジンの主要業務を強大かつ優秀にするためにエネルギーを集中させる。海外メディアは相次いでこのことに注目した。
米国の日刊紙『ウォールストリート・ジャーナル』は、中国が中国航空エンジンを設立した目的は国産航空機用エンジンの研究開発を行い、外国製エンジンへの依存度を低減させ、中国本土の大手航空機メーカーを育成することによって、世界の航空分野における重要な競争者になることだと評じた。
同紙は、業界アナリストの談話を引用し、中国航空エンジンの創設を通じて、中国は自給自足の航空工業システムを確立し、国産技術に依存して、商業及び軍事航空事業のニーズを満たすことを望んでいると報じた。中国はまさに国有企業の製造業の実力を向上させるために尽力しており、航空機、ロボット、原子力エネルギーなどの分野で高技術水準を備えた工業の巨頭を育成している。
ロシア紙の『独立新聞』は、中国は航空用エンジンの研究開発及び製造強国を目指していると評じた。同紙はまた、中国の指導者の指示に表れた次の雄々しい志に注目している。「航空用エンジン及びガスタービンエンジンの自主研究開発と生産を早急に実現するために、航空強国を目指してたゆまずに奮闘する。」
フランスのAFP通信の報道は中国が航空エンジン集団有限公司を創設した狙いは、航空事業の強国になり、ロールス・ロイス、GMなどのグループ企業と競争を繰り広げることだと伝えた。報道はまた、中国はハイエンド製造業の発展に照準して力を注ぐのは、経済全体のモデルチェンジとグレードアップを促進するためで、そして、このことによって、中国企業は航空宇宙、生物科学技術、代替エネルギーなどの分野で外国企業と比べてより競争力が備わるようにすると指摘している。
(新華社より)
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