キルギスのアルマズベク・アタムバエフ大統領は現地時間30日午後、中国大使館をねらったテロ事件の徹底調査を、各主要部門に命じました。
キルギス大統領報道局によりますと、アタムバエフ大統領は国家安全委員会の代表と内務相に対して、自らの指揮のもと、今回の爆発事件への調査を展開するよう求めたということです。さらに、政府と保安部門の責任者に対しても、各大使館や領事館の官邸と職員の保護を含めた、テロ取り締まりに関する緊急措置を打ち出すよう求めました。
また、キルギスの保安部門の高官は匿名で「テロの実行犯は現場で死亡したが、関連部門は遺体からDNAサンプルを採取して、さらなる身元確認を進める」と明らかにしました。
なお、テロ発生の当日、中国外務省の華春瑩報道官は「キルギス駐在の大使館がテロ襲撃を受けた。この深刻な事件を、強く非難する」という中国政府の姿勢を示しました。その上で「中国外務省は即時に緊急対応策を講じた。あらゆる措置で、キルギス駐在の中国の人員や機関の安全を確保すること、そして事件の真相を速やかに、徹底的に究明して、犯人を厳しく裁くことをキルギスに求めた」と述べています。
(中国国際放送局)
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