新華網北京8月31日(記者/斉中熙)「現代工業の王冠の真珠」とされる航空用エンジンは、一国の総合的な科学技術水準、科学技術工業基盤の実力及び総合的な国力を推し量る重要な目安になる。中国航空エンジン集団有限公司が28日、北京に設立された。
(写真はネットより)
現在、世界で最も複雑なエンジニアリングシステム
航空用エンジンの研究開発はどれほど複雑なのか。
中国の航空用エンジンの専門家は、現代の世界で最も複雑で、多数の学科が組み合わさったエンジニアリング機械システムの一つだと指摘する。統計によると、何代もの航空機に使用される航空用エンジンを新しく研究開発するために、通常は二十数年を要し、新しく研究開発された同時代モデルの飛行時間の2倍だという。外国の4代目戦闘機用エンジン部品の技術研究は1970年代初めにスタートし、2005年12月に使用された。初期の作戦能力を備えるために、そのライフサイクルは30年にも及んだ。
専門家は次のように説明する。研究開発のサイクルが長期に及び、投資が多額に上るのは、航空用エンジンの設計と製造だけでなく、試験と飛行テストも行われるためだ。設計-製造-試験-設計の修正-再製造-再試験の繰り返しの模索のプロセスを経て、はじめて技術指標の要求事項に完全に適合できる。