(写真はネットより)
新華網ナイロビ8月30日(記者/呉宝澍、金正)日本の安倍首相が第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)の会期中に行ったいわゆる太平洋とインド洋の航行の自由の確保に関する不適切な発言に対し、中国外交部の張明副部長は28日それに反論した。
27日にケニアの首都ナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議の開幕式で、安倍首相はインド洋と太平洋はアジアとアフリカに通じており、日本は2つの大洋が「航行の自由、法治の尊重」を実現する地域になるように推進する責任があると発言した。
これに対し、28日にアフリカ開発会議の閉幕式に招待を受けて出席した中国外交部の張明副部長は記者に次のように表明した。2015年に中国とアフリカの貿易額は1,800億ドルに上った。中国とアフリカ間の貿易の大部分が海上輸送に依存し、通行しているのは正にインド洋と太平洋だ。中国とアフリカ貿易を除き、中国と中東、中国と欧州の貿易もすべてこの航路を通過し、長年にわたりこの地域の航行の自由に問題が生じたことはない。
張明副部長は次のように述べた。日本政府がアフリカ開発会議前のハイレベル会議において、いわゆる航行の自由の問題を提起したことは、アフリカ開発会議を政治化する強い意向が表れている。今回のハイレベル会議で発言したすべてのアフリカ諸国の代表は会議の政治化に一致して反対し、拒否した。最終的に日本側はやむなく妥協し、自ら提案した草案から関係内容を削除した。それは公正な道理が自然と人心にあることを示している。
張明副部長はアフリカ諸国の当面の主要任務は発展と民生の改善であり、一部の人々が他地域の問題を提起することによって、アフリカの発展を妨害するのは誤りだと強調した。
(新華社より)
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