新華網北京8月29日（新華社記者/陳序、韓梅、石中玉）コンテナを満載した列車が１両１両、ひゅーっという音とともにユーラシア大陸を前進し、車輪とレールがぶつかり合って激しい音を立てる様子は、まるで古代シルクロードを通るラクダの鈴の音が人々の耳元に再び響いてくるようだ。中国と欧州の各国間を頻繁に往来する国際定期貨物列車「中欧班列」は、かつての中国と西洋における友好交流の架け橋としてのシルクロードに満ち溢れる活気を加えている。
ポーランドは中国の中・東欧地域における最大の貿易パートナーであり、中・東欧地域で経済総量が最大な国でもある。ポーランドは欧州の「交差点」に位置し、「琥珀の道（Ｋｏｈａｋｕ Ｒｏａｄ）」とシルクロードの交差点でもあり、独特な地理的位置はポーランドを「一帯一路（シルクロード経済ベルトと２１世紀海上シルクロード）」の重要な節目にあたる国にさせている。
「中欧班列」は正に中国・ポーランドの「一帯一路」の協力が早期収穫を得た代表であり、「一帯一路」の協力に互恵・ウィンウィンをもたらした具体的な体現でもある。中国の奥地から欧州の「交差点」まで、その道のりは１万キロメートルに近く、１０数日間の疾駆にあたり、「中欧班列」は線路上の「シルクロード」に沿って中国とポーランドをともに繋いでいる。
交通の相互接続は中国企業にビジネスチャンスをもたらしただけでなく、関係国の経済向上のために有利な条件を創り出した。権威ある機構の予測によると、今後の数年以内に、中欧のクロスボーダー電子商取引の貿易は中欧貿易の２０％以上を占める見通しで、「中欧班列」の重要な輸送業務となる見込みがあるという。
「一帯一路」の建設には、相互接続や緊密な連結のルートが必要だ。「中欧班列」により常態的な運営が投入されることは、きっとポーランドを含む「一帯一路」の沿線諸国の経済貿易協力に必要条件を創り出し、新たな原動力を加え、貿易や投資上の障壁を取り除き、シルクロードの経済貿易が追い越し車線に入るのを後押しするだろう。
（新華社より）
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