中国科学技術発展戦略研究院が20日、北京で『2015年度中国地域別科学技術進歩評価報告」を発表しました。報告によりますと、上海が総合科学技術レベルにおいて北京を抜き去り、最高レベルの都市と評価されたことがわかりました。
中国科学技術発展戦略研究院の武夷山副院長はこの結果について、「上海が北京を越えた主因は、環境改善指数と科学研究・技術サービス業における新規増加固定資産占有比という指数に基くもので、この二つの指数に関し、北京がその数値を下げている一方、上海では上昇が見られたことによる」と解説しています。
報告はまた、「北京と上海が地域科学技術とイノベーションの二類における中心地となったほか、他地域のイノベーション推進もそれぞれ特色に富んでいる。例えば、天津は浜海新区の建設をきっかけに全国のイノベーション推進に寄与しており、江蘇省と広東省は国内ハイテクイノベーション産業拠点として健全に発展している。また、湖北省、重慶市、四川省、陝西省は中西部地域の研究開発センターとして、中西部地域のイノベーション推進に果たす役割は過小評価されるべきではない」と述べました。
(中国国際放送局)
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