新華網北京7月21日 (記者/金佳緒)7月18日から19日にかけて、華北地方は雨季に入り、大量の降水に見舞われ、中央気象台は19日10時に大雨警報をオレンジ色に引き上げた。中国気象局は重度気象災害(豪雨)警報を四級から三級に改め、緊急措置を講じた。今回の北方の豪雨の特徴、強度、要因及び影響の状況について、中央気象台の首席天気予報士の馬学款氏が記者の取材を受けた。
馬学款氏は今回の北方の豪雨には2つの主な特徴があり、一つは影響範囲が広い、二つ目に降水強度が大きいことを挙げた。
今回の豪雨は18日から始まり、西から東へと北西3省(甘粛省、寧夏省、陝西省)、華北2省(山西省、河北省)2市(北京、天津)、黄淮2省(河南省、山東省)及び長江流域の四川省、重慶省、湖北省、湖南省、蘇皖北部などの地に前後して影響が生じる。明日からはさらに、東北地区の遼寧省、吉林省に影響を及ぼすと見られる。今回の降雨は、今年の雨季以降、北方で最も広範囲に影響を及ぼした降雨だった。
馬学款氏はさらに、次のように強調した。今回の豪雨の主な原因は、亜熱帯高気圧の勢力が北で強くなり、外側に発達した暖湿気流が蒸気を絶え間なく送り込んだ。これらの蒸気によって華北、黄淮一帯で低気圧が発達し、強度の黄淮気流が生じたために、豪雨に見舞われ、強度が強くなった。
(新華社より)
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