新華網北京7月18日 （記者/韓墨）連日にわたり、フィリピン南中国海仲裁案の臨時仲裁裁判所がいわゆる「裁決」を公表し、荒唐無稽な仲裁結果で世の人々を驚かせただけでなく、臨時仲裁裁判所自体の信用度も幅広く疑問視され、笑いの種になっている。
国連はまず、まず、国連は臨時仲裁裁判所と国連がいかなる関係もないと明確に表明し、続いて国際司法裁判所も全く異なる別の機関だと表明している。人々は、いわゆる仲裁裁判所は寄せ集めの「田舎回りの劇団」に過ぎず、その行いはすべて常軌を逸脱しており、この「裁決」は国際法の歴史において悪評が高い荒唐無稽な案例になるに違いないことを察知している。
荒唐な点一、名義が正しくない。南中国海仲裁裁判所は司法の都と呼ばれるハーグにあり、名前を聞くと権威があるが、実際にこの裁判所は国際的な主要機関の一つである国際司法裁判所と全く関係がない。同様にハーグの「平和宮」を本拠地とする常設仲裁裁判所（PCA）とも関連性がない。このため、国連の中国語の公式マイクロブログと国際司法裁判所の公式サイトがこの事を明確に説明している。
荒唐な点二、人選が不透明、それにぼろが出ている。臨時仲裁裁判所は５人の仲裁人で構成され、フィリピンが１人を任命したのを除き、その他の４人はすべて柳井俊二氏が任命した。このような人員構成で、仲裁の公正性をどうやって語ることができるのか。特に、柳井氏は長年にわたり安倍内閣の私的諮問機関である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」（安保法制懇）の会長を務め、一貫して安倍内閣の集団自衛権の解禁に助力しており、その政治的傾向と中国への姿勢に多くの人が疑念を示している。
荒唐な点三、金銭取引に関連している。事実によって、仲裁裁判所は有料であるだけでなく、且つ不透明な部分がはっきりしていないことが示されている。中国外交部の劉振民副部長は、これらの５人の仲裁人は金銭を取得しており、フィリピンから金銭を取得し、他者から提供された金銭も含まれる可能性が高いが、有償サービスと断定できると指摘している。
肩書きが正しくなければ、理にかなわず、金銭に関わる不透明な裁決は私情が入っていることが常識だ。このような「田舎回りの劇団」が下したいわゆる裁決が一体、どうして国際法を代表できるだろうか。天下の人々の信頼を得られるのだろうか。
至る所にある外傷と拙劣な言動によって、いわゆる南中国海仲裁案は最初から最後までが法律の衣をまとった政治的茶番劇であることが再び立証された。喜んで安心できるのはますます多くの人が仲裁裁判所の本質を見抜いていることだ。いわゆる裁決結果を受け入れなく、認めない中国の姿勢は国際社会の正義の人士から幅広く支持されている。広々とした南中国海は「田舎回りの劇団」に撹乱され、混乱させられることは断じてない。
（新華社より）
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