新華網北京7月15日 (記者/靳若城)中国外交部の陸慷報道官は14日の定例記者会見で次のように示した。中国側は国連の関連機関が発表した声明に注目している。これは南中国海仲裁案臨時仲裁裁判所が下したいわゆる南中国海仲裁案の裁決が完全に無効で、拘束力を持たないということを説明している。
ある記者は次のように質問した。昨日、国連の公式ミニブログが、常設仲裁裁判所が国連とまったく関係がないと声明した。また、国際司法裁判所も同時に声明を発表し、国際司法裁判所は全く違うもう一つの機関として、終始にいわゆる南中国海仲裁案に参与していないと指摘した。更に以前、国連事務総長の報道官も、南中国海仲裁案の法律と実体問題に対して立場を持っていないと表示した。中国側は国連機関のこのような公開で権威のある態度表明は、中国側に有利であると考えているのか。
これに対して、陸報道官は次のように述べた。我々は国連の関係機関が発表した上述の声明に気づいた。これは南中国海仲裁案臨時仲裁裁判所が「国際法廷」ではなく、その構成と執行は根元から合法性と代表性がなく、下したいわゆる裁判も根本的に権威性と信頼性を持たなく、完全に無効かつ法的拘束力を持たない。これも、この非法的な裁判結果が出た後、どうして一方的にその結果が「法律的な拘束力」があると宣言しているのは三、四カ国しかないことを説明した。(翻訳/呉寒氷)
(新華社より)
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