新華網北京7月6日(記者/靳若城)中国外交部の洪磊報道官は5日に、フィリピンが一方的に南中国海仲裁案を申し立てた後、多くの国々と国際社会の有識者は仲裁裁判所にみられる権力拡大と権力乱用の問題について懸念を示し、それが国際法の秩序に深刻な損害をもたらすと見なしていると表明した。
5日の定例記者会見で、ある記者はこのほど、次のように質問した。多くの国々が公の場にフィリピン南中国海仲裁案における中国側の立場を支持していると表明した。中国側はこれに対してどのようにコメントするのか。
洪磊報道官は、正義の道理はおのずと人々の心の中に存在すると言った。洪磊報道官は、フィリピンが一方的に南中国海仲裁案を申し立てた後、多くの国々と国際社会の多くの有識者は、中国が交渉と協議を通じた南中国海に関わる係争の平和的な解決を堅持することを支持し、各当事者が『南中国海各側行動宣言』の関連規定を着実に履行すべきだと見なし、また、仲裁裁判所にみられる権力拡大と権力乱用の問題について懸念を示しており、これが国際法の秩序に深刻な損害をもたらし、南中国海地域の平和と安定の維持にちっとも役に立たず、『宣言』の枠組みの下での協力と「準則」協議の実行をひどく妨げるとの見解を示したと語った。(翻訳/謝艶)
(新華社より)
関連記事: