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中国が世界で最も活力あるクルーズ旅行市場に
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-06-30 22:00:50 | チャイナネット | 編集: 郭丹

  クルーズ産業は「海上に浮かぶ黄金産業」と称えられ、海洋経済の重要な部分を構成している。

  数年前にクルーズ旅行は贅沢旅行の代名詞だったが、今では徐々に一般人もクルーズ船に乗って心地よい海上生活を楽しむようになった。中国のオンライン旅行サービス会社「驢媽媽旅遊網」が発表した「2016クルーズ旅行消費リポート」によると、昨年中国から出国したクルーズ旅行者は延べ190万人、取引額は45億元に上った。業界関係者は、クルーズ旅行の産業チェーンは長く範囲も広いため、非常に大きな成長力があるとの見方を示している。

  写真は上海呉淞口国際郵輪港に停泊するロイヤル カリビアン クルーズ社のクルーズ船「クォンタム オブ ザ シーズ」。

  北京市で働く徐虹さんと家族は今年5月中旬にクルーズ船に乗って日本へ旅行した。初めてのクルーズ旅行は彼女の一家には非常に新鮮なものだった。「私たちはまず北京から天津港へ向かい、それから日本行きのクルーズ船に乗った。客船は大きく、全く混雑を感じなかった。娯楽施設も素晴らしく、飲食にも中華や西洋料理などあらゆる味の食べ物が揃って、お年寄りから子供まで楽しめた」と話している。

  徐虹さん一家の旅行は、中国でクルーズ旅行が急速に発展していることの縮図に過ぎない。中国が大衆娯楽 旅行時代に入るにつれ、クルーズ船で休暇を過ごすことが流行りの旅行方式の一つとなっている。驢媽媽旅遊網の責任者は、クルーズ旅行が主に家族や友人とのツアーで利用されていると説明。贅沢品の消費とは異なり、クルーズ旅行は基本的に消費者自身のニーズにもとづくもので、利用者の多くは月収が1万元から2万元の中所得世帯になると指摘した。

  中国交通運輸協会の「2015中国クルーズ旅行発展リポート」によると、2015年に中国の港湾10カ所がクルーズ船を受け入れ、その数は大連市、天津市、青島、煙台、上海、舟山、厦門、広州、海口、三亜で合わせて延べ629隻と、前年に比べ35%増えた。クルーズ船での出入国者は44%増の延べ248万人で、うちクルーズ船母港で出入国した中国人旅行者は50%増の延べ222万人、クルーズ船で中国を訪れた海外からの旅行者は延べ25万6000人だった。

  「中国は世界で最も活力あるクルーズ旅行市場だ」。中国国家観光局の呉文学副局長は、ここ数年の間に政府の政策と法律が整備され、人々の認識が高まったことで、クルーズ旅行が国内消費を引っ張る新たな成長エンジンになったとの見解を示した。

  巨大な市場潜在力は世界のクルーズ大手も相次いで引き寄せている。天津港を例にとると、天津国際郵輪母港は、設計ベースの年間乗降客数が延べ92万人に上るアジア最大規模の国際クルーズ母港だ。2010年の開港以降、イタリアのコスタクルーズ、ロイヤル カリビアン クルーズ、英国のプリンセスクルーズなどが天津港を母港とする航路を就航。2015年に天津国際郵輪母港が受けれた国際クルーズ船は前年比74.5%増の96隻で、クルーズ旅行出入国者数は延べ51万9000人を超えた。同時に、オンラインとオフラインの旅行会社もクルーズ旅行に強い興味を示しており、なかでもオンライン旅行会社(OTA)はクルーズ船の予約プラットフォーム上で48.7%のシェアを握っている。

 

 (チャイナネット)

 

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新華網日本語

中国が世界で最も活力あるクルーズ旅行市場に

新華網日本語 2016-06-30 22:00:50

  クルーズ産業は「海上に浮かぶ黄金産業」と称えられ、海洋経済の重要な部分を構成している。

  数年前にクルーズ旅行は贅沢旅行の代名詞だったが、今では徐々に一般人もクルーズ船に乗って心地よい海上生活を楽しむようになった。中国のオンライン旅行サービス会社「驢媽媽旅遊網」が発表した「2016クルーズ旅行消費リポート」によると、昨年中国から出国したクルーズ旅行者は延べ190万人、取引額は45億元に上った。業界関係者は、クルーズ旅行の産業チェーンは長く範囲も広いため、非常に大きな成長力があるとの見方を示している。

  写真は上海呉淞口国際郵輪港に停泊するロイヤル カリビアン クルーズ社のクルーズ船「クォンタム オブ ザ シーズ」。

  北京市で働く徐虹さんと家族は今年5月中旬にクルーズ船に乗って日本へ旅行した。初めてのクルーズ旅行は彼女の一家には非常に新鮮なものだった。「私たちはまず北京から天津港へ向かい、それから日本行きのクルーズ船に乗った。客船は大きく、全く混雑を感じなかった。娯楽施設も素晴らしく、飲食にも中華や西洋料理などあらゆる味の食べ物が揃って、お年寄りから子供まで楽しめた」と話している。

  徐虹さん一家の旅行は、中国でクルーズ旅行が急速に発展していることの縮図に過ぎない。中国が大衆娯楽 旅行時代に入るにつれ、クルーズ船で休暇を過ごすことが流行りの旅行方式の一つとなっている。驢媽媽旅遊網の責任者は、クルーズ旅行が主に家族や友人とのツアーで利用されていると説明。贅沢品の消費とは異なり、クルーズ旅行は基本的に消費者自身のニーズにもとづくもので、利用者の多くは月収が1万元から2万元の中所得世帯になると指摘した。

  中国交通運輸協会の「2015中国クルーズ旅行発展リポート」によると、2015年に中国の港湾10カ所がクルーズ船を受け入れ、その数は大連市、天津市、青島、煙台、上海、舟山、厦門、広州、海口、三亜で合わせて延べ629隻と、前年に比べ35%増えた。クルーズ船での出入国者は44%増の延べ248万人で、うちクルーズ船母港で出入国した中国人旅行者は50%増の延べ222万人、クルーズ船で中国を訪れた海外からの旅行者は延べ25万6000人だった。

  「中国は世界で最も活力あるクルーズ旅行市場だ」。中国国家観光局の呉文学副局長は、ここ数年の間に政府の政策と法律が整備され、人々の認識が高まったことで、クルーズ旅行が国内消費を引っ張る新たな成長エンジンになったとの見解を示した。

  巨大な市場潜在力は世界のクルーズ大手も相次いで引き寄せている。天津港を例にとると、天津国際郵輪母港は、設計ベースの年間乗降客数が延べ92万人に上るアジア最大規模の国際クルーズ母港だ。2010年の開港以降、イタリアのコスタクルーズ、ロイヤル カリビアン クルーズ、英国のプリンセスクルーズなどが天津港を母港とする航路を就航。2015年に天津国際郵輪母港が受けれた国際クルーズ船は前年比74.5%増の96隻で、クルーズ旅行出入国者数は延べ51万9000人を超えた。同時に、オンラインとオフラインの旅行会社もクルーズ旅行に強い興味を示しており、なかでもオンライン旅行会社(OTA)はクルーズ船の予約プラットフォーム上で48.7%のシェアを握っている。

 

 (チャイナネット)

 

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