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新華網東京6月14日(記者/華義)日本の福島県は12日、放射線量のレベルが比較的高い「居住限制区域」に対する避難勧告を初めて解除し、避難者が放射能漏れで汚染された元の居住地に戻ることを許可した。一方で、被災者の放射能に対する懸念は依然として消えておらず、被災者は日本政府は東京五輪の準備を順調に行うために放射能汚染区の解禁を急いだと指摘されている。
福島原発事故後、福島第一原子力発電所周辺地区は放射線量のレベルの度合いに応じて、「帰郷困難区域」、「居住限制区域」及び「避難指示解除準備区域」に区分されている。福島県双葉郡葛尾村は上述の3種類の区域を含んでいる。今回、この村では「居住限制区域」及び「避難指示解除準備区」の外出避難勧告はすべて解除された。日本で放射線量のレベルが比較的高い「居住限制区域」の避難勧告が初めて解除され、被災者の故郷に帰ることも許された。
避難勧告は解除されたが、当地の家屋とインフラは長年にわたり未整備のまま放置され、農地の中の廃棄物も山のように積まれている。多くの被災者が残存する放射能が本当に安全なのかどうかを懸念している。
日本メディアの報道によると、日本政府は2017年3月までに放射線量のレベルが最も高い「帰郷困難区域」を除くすべての地区の避難勧告を解除する方針を示した。ある観点から見ると、これは2020年東京五輪を盛り上げるために、福島復興の偽りのイメージを作り上げるものだ。
(新華社より)
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