商務部(商務省)が12日に発表したデータによると、今年1~5月の実行ベース外資導入額は3435億5千万元(1元は約16.1円)に上り、前年同期比3.8%増加した。
同部外国投資管理司の責任者の説明では、同期の外資導入には次の4つの特徴がみられたという。
(1)全国的にみて外資導入が全体として増加傾向を保った。1~5月に新規設立された外資系企業は1万871社で同13.5%増加し、実行ベース外資導入額は3435億5千万元で同3.8%増加した。
(2)技術力の高いサービス業とハイテク製造業の外資導入が増加した。1~5月のサービス業の実行ベース外資導入額は2418億元で同7%増加し、外資導入全体に占める割合は70.4%に達した。このうち流通サービスは同212.4%増加、輸送サービスは同76%増加だった。技術力の高いサービス業の実行ベース外資導入額は403億8千万元で同94.7%増加し、そのうち情報技術(IT)サービスは同238.3%増加、デジタルコンテンツ 関連サービスは同88%増加、研究開発 設計サービスは同33.9%増加と、外資導入の伸びが大きかった。
(3)1~5月の製造業の実行ベース外資導入額は988億6千万元となり、同3.2%減少し、外資導入全体に占める割合は28.8%だった。このうちハイテク製造業の実行ベース外資導入額は258億8千万元で同2.3%増加した。医薬品製造業は同111.6%増加、医療機器製造業は同47.4%増加と、外資導入の伸びが大きかった。
(4)地域別の外資導入額をみると、西部地域は伸びが大きく、東部地区は安定傾向を維持した。1~5月の西部地域の実行ベース外資導入額は262億5千万元で同31.2%増加し、増加率の全国平均を大幅に上回った。中部地域は739億7千万元で同15.2%増加、東部地域は2971億2千万元で同4.7%増加だった。
(人民網日本語版)
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