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中国・欧州政党ハイレベルフォーラムの代表:南中国海問題は交渉で解決すべき、国際仲裁に訴えることに反対
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-05-19 15:39:41 | 新華網 | 編集: 薛天依

 新華網北京5月19日 (記者/王慧慧)近ごろ、南中国海問題が注目を集めている。第5回中国・欧州政党ハイレベルフォーラムに出席した欧州側の代表は当地でインタビューに応じた際、南中国海問題における中国側の立場を支持・理解し、南中国海問題がフィリピンの一方的に提出した国際仲裁の方式で解決されるべきではないとの見方を示した。

 第5回中国・欧州政党ハイレベルフォーラムが17日に北京で開幕し、宋涛・中共中央対外連絡部長が開会式の式辞で南中国海問題における中国側の立場を詳しく述べた。宋部長は次のように述べた。中国は国際法に基づき各国の享有する航行の自由を揺るぎなく維持し、国際法に反して他国の主権を損なう『横行の自由』に断固として反対する。中国はASEAN各国と共に南中国海の平和、安定、安全を維持することを望んでいる。また、中国側は二国間合意と地域の共通認識に基づいて、当事国である双方が友好的な協議と交渉を通して、領土・海洋紛争を平和的に解決することを主張する。

 ブルガリア国民議会副議長、ブルガリア社会党副党首のStoilov氏は「私は中国・フィリピン政府が二国間交渉を通じて共通の解決策を探し出し、国際法の原則に基づいて、紛争の各当事者が交渉により問題を解決するのを支持します。強制仲裁は南中国海問題を解決する適切な方法ではありません。」と語っている。

 フィリプ・チェコ共和国上院議長、チェコ-モラビア共産党党首は「二国間交渉では問題が未解決であるという前提のもとでようやく、双方は国際司法裁判所に仲裁の請求を共同で提起できるのであって、一方的に国際訴訟を提起してはならない。しかも中国は早くも2006年に『国連海洋法条約』第298条に基づいて排除性声明を行っていることから、国際訴訟の方式で南中国海問題を解決できる可能性は存在しない。」とみなしている。

 ルーマニアのポンタ首相は次のように語っている。友人や隣人間の問題は、友好的な対話方式で解決すべきだ。欧州諸国間で矛盾を解決する際にも国際法廷に訴えるのではなく、対話方式を用いている。南中国海域外の国は当事者が公正な対話の軌道に戻り、問題を適切に解決できるよう支援するべきだ。

 欧州左翼党副党首のMolaは次のように述べている。南中国海問題における中国の立場と政策は正しいと言える。中国は紛争解決関連の当事者に頼り、外部からの力で干渉すべきではないと一貫して堅持しておる。南中国海問題の国際化は「深刻な誤り」だろう。多くの問題を国際化させたり、国際仲裁に訴えたりした後には良い結果は出ず、更には解決できないことさえある。南中国海問題は関連の各当事者によって解決すべきであり、国際仲裁に訴えるべきではない。

 イギリス労働党「影の内閣 (シャドーキャビネット)」のウェスト(音訳)外相は、宋部長が開幕式で南中国海問題について主動的に触れたことは、中国側の開放的な態度や問題から回避しない精神を明らかにしているとの見方を示した。イタリアの前首相で欧州進歩研究財団(EFPS)会長のダレマ (D ' Alema)は、中国政府が問題解決の最良な方法を見つけ出せるものと信じていると語っている

 多くの外国側代表は、次のような見方を示している。中国が南中国海で島礁建設を行い、適切な防御施設を配置することを強く非難すべきではない。第二次世界大戦の終結以来、中国が一貫して南沙諸島の島礁に主権を擁することは、戦後に締結された一連の国際条約が認めている。同時に、米国が南中国海へ介入する問題に対して警戒すべきだ。

 第5回中欧政党ハイレベルフォーラムは中共中央対外連絡部により主催された。欧州の24ヵ国・30余りの政党、地域政党、欧州議会議員団の指導者や代表及び中国に駐在する欧州諸国の使節などから来た100名余りが開幕式に出席した。

 

(新華社より)

 

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中国・欧州政党ハイレベルフォーラムの代表:南中国海問題は交渉で解決すべき、国際仲裁に訴えることに反対

新華網日本語 2016-05-19 15:39:41

 新華網北京5月19日 (記者/王慧慧)近ごろ、南中国海問題が注目を集めている。第5回中国・欧州政党ハイレベルフォーラムに出席した欧州側の代表は当地でインタビューに応じた際、南中国海問題における中国側の立場を支持・理解し、南中国海問題がフィリピンの一方的に提出した国際仲裁の方式で解決されるべきではないとの見方を示した。

 第5回中国・欧州政党ハイレベルフォーラムが17日に北京で開幕し、宋涛・中共中央対外連絡部長が開会式の式辞で南中国海問題における中国側の立場を詳しく述べた。宋部長は次のように述べた。中国は国際法に基づき各国の享有する航行の自由を揺るぎなく維持し、国際法に反して他国の主権を損なう『横行の自由』に断固として反対する。中国はASEAN各国と共に南中国海の平和、安定、安全を維持することを望んでいる。また、中国側は二国間合意と地域の共通認識に基づいて、当事国である双方が友好的な協議と交渉を通して、領土・海洋紛争を平和的に解決することを主張する。

 ブルガリア国民議会副議長、ブルガリア社会党副党首のStoilov氏は「私は中国・フィリピン政府が二国間交渉を通じて共通の解決策を探し出し、国際法の原則に基づいて、紛争の各当事者が交渉により問題を解決するのを支持します。強制仲裁は南中国海問題を解決する適切な方法ではありません。」と語っている。

 フィリプ・チェコ共和国上院議長、チェコ-モラビア共産党党首は「二国間交渉では問題が未解決であるという前提のもとでようやく、双方は国際司法裁判所に仲裁の請求を共同で提起できるのであって、一方的に国際訴訟を提起してはならない。しかも中国は早くも2006年に『国連海洋法条約』第298条に基づいて排除性声明を行っていることから、国際訴訟の方式で南中国海問題を解決できる可能性は存在しない。」とみなしている。

 ルーマニアのポンタ首相は次のように語っている。友人や隣人間の問題は、友好的な対話方式で解決すべきだ。欧州諸国間で矛盾を解決する際にも国際法廷に訴えるのではなく、対話方式を用いている。南中国海域外の国は当事者が公正な対話の軌道に戻り、問題を適切に解決できるよう支援するべきだ。

 欧州左翼党副党首のMolaは次のように述べている。南中国海問題における中国の立場と政策は正しいと言える。中国は紛争解決関連の当事者に頼り、外部からの力で干渉すべきではないと一貫して堅持しておる。南中国海問題の国際化は「深刻な誤り」だろう。多くの問題を国際化させたり、国際仲裁に訴えたりした後には良い結果は出ず、更には解決できないことさえある。南中国海問題は関連の各当事者によって解決すべきであり、国際仲裁に訴えるべきではない。

 イギリス労働党「影の内閣 (シャドーキャビネット)」のウェスト(音訳)外相は、宋部長が開幕式で南中国海問題について主動的に触れたことは、中国側の開放的な態度や問題から回避しない精神を明らかにしているとの見方を示した。イタリアの前首相で欧州進歩研究財団(EFPS)会長のダレマ (D ' Alema)は、中国政府が問題解決の最良な方法を見つけ出せるものと信じていると語っている

 多くの外国側代表は、次のような見方を示している。中国が南中国海で島礁建設を行い、適切な防御施設を配置することを強く非難すべきではない。第二次世界大戦の終結以来、中国が一貫して南沙諸島の島礁に主権を擁することは、戦後に締結された一連の国際条約が認めている。同時に、米国が南中国海へ介入する問題に対して警戒すべきだ。

 第5回中欧政党ハイレベルフォーラムは中共中央対外連絡部により主催された。欧州の24ヵ国・30余りの政党、地域政党、欧州議会議員団の指導者や代表及び中国に駐在する欧州諸国の使節などから来た100名余りが開幕式に出席した。

 

(新華社より)

 

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