中国の求人サイト·智聯招聘は17日、「2016年度新卒者就職力調査研究報告書」を発表。新卒者の初任給は平均4765元(約7万8600円)で、約3割の新卒者がインターネット業界へ進んだ。同業界の平均給与は最多だった。北京青年報を報じた。
報告書によると、15年と比べると、今年は起業を選択する新卒者の割合が6.3%から3.1%へ大きく減少した。一方、就職を選ぶ新卒者の割合は、71.2%から 75.6%に増加した。
新卒者が就職を希望する三大業界は、上から順にIT/インターネット/通信/電子、金融/銀行/投資/基金/証券/保険、政府/公共事業/非営利機関。うち、IT/インターネット/通信/電子業界は急速に発展していることもあり、新卒者の約3割を吸収した。
16年度の新卒者が期待する月給は平均4985元(約8万2200円)。一方、実際の初任給は平均4765元と、昨年を少し下回った。平均月給が最多だったのはIT/インターネット/通信/電子業界で、5693元(約9万4000円)。以下、金融業界4685元(約7万7300円)、文化/スポーツ/娯楽/マスコミで、4552元(約7万5000円)と続いた。一方、少なかったのは農業/林業/畜産業/漁業/その他3500元(約5万7700円)、サービス業3873元(約6万3900円)、文化 教育 スポーツ/工芸美術3900元(約6万4300円)だった。
その他、専攻によっても月給に差が出ている。例えば、法学、医学、工学の月給は高く、それぞれ平均6060元(約10万円)、5722元(約9万4000円)、5222元(約8万6000円)。一方、農学、芸術学などは低く、それぞれ平均3425元(約5万6500円)、3395元(約5万6000円)だった。
(人民網日本語版)
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