最近、南京航空航天大学の微信(WeChat)のモーメンツで、「大学の中で、知らない人とキスするというのは、こんな感じなんだ」という投稿が大きな話題となっており、クリック回数が6万回以上となっている。現代快報が報じた。
投稿者の柳可さんは、同大学の学部生で、写真愛好家の学生らと撮影チームを結成。3月中旬に、南京の大学で「こんにちは、知らない人」と題するイベントを行い、多くの大学生の間で話題となった。同イベントの参加者は、知らない人とキスをして、互いの信頼を表す。中には「ファーストキス」を、この活動に奉げた参加者までいたという。
ある男性は取材に対して、南京の大学の大学生20人を南京航空航天大学に招き、アイマスクをして、会ったこともない相手とキスをして交流してもらったと紹介した。
劉さんによると、「ネット上でこれに似た動画を見て、みんなどんな反応をするか、一度試してみたいと思った。始めると、多くの大学生から申し込みがあった。年齢は18-23歳。ファーストキスという人も一人いた」という。
微信や動画を見た、多くのネットユーザーからは、「もし、ファーストキスなら意義がある」、「どうして私はもう卒業してしまったのだろう」、「お母さんが笑いながら、『若い人は本当に不思議ね』と言っていた」などの声が寄せられている。
心理専門家「知らない人とキスは度を超えている」
南京理工大学の心理健康教育サービスセンターの劉富良さんは、「キスというのは本来、恋人とするもの。知らない人とキスをして信頼を表現するというのは行きすぎ。度を超えていると思う。知らない相手のことは何も知らず、いきなりキスという親密な行動をするというのは、普通の人間関係の発展とは調和しない。キスにより、相手の唾液にも触れることになり、健康のリスクも潜んでいる。大学生は青春まっただ中で、目新しいものや刺激を追求するというのは普通のことだが、適切な方法というものがある。例えば、一緒に写真を撮ったり、ハグをしたりなど」との見方を示した。
(人民網日本語版)
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