新華網ニューヨーク4月7日(記者 王乃水)世界の化学品大手である米国・ ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの会長兼CEOのアンドリュー・リバリス氏 (Andrew Liveris) はこのほど、中国経済は現在、輸出駆動型から消費駆動型へ転換する時代のモデル転換のプロセスにあり、このモデル転換が次の10年に6つの喜びと驚きをもたらす見通しだとの見方を示した。
アンドリュー・リバリス氏は次のようにみなしている。中国の開放改革における最初の30年間は、中国を世界最大の輸出国に成長させたが、このような輸出主導型モデルは再び継続させるのがたいへん難しい。世界第2の経済体として、中国は現在経済のより持続可能で、より健全な発展モデル転換を推進できるよう努めているところだ。
アンドリュー・ リバリス氏は更に次のような見方を示している。中国による今回の時代のモデル転換は、今後10年間に次のような6つの喜びと驚きをもたらす見通しだ。第一に、国有企業改革の継続的な深化に伴い、中国の企業生態システムが独自の中国の特色や優位性を備えた新段階に入ること。第二に、2025年までに、中国の住民の消費支出割合が米国を上回ること。第三に、中国は依然として比較的大規模な農業を維持し、新技術に対する受け入れや適応のスピードを加速すること。第四に、中国の知的財産権の保護が絶えず強化され、「メード・イン・チャイナ(中国製造)」から「クリエイテッド・イン・チャイナ(中国 創造)」への転換が実現すること。第五に、「ジオエコノミクス(Geo-Economics)」が中国と隣国との関係を再定義すること。第六に、中国の環境保護レベルが大幅に強化され、各種の環境監視・管理の規制・基準を実施する見本となること。
(新華社より)
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