新華網北京2月26日 (記者/潘潔、王卓倫)中国国防部の呉謙報道官は25日、中国側は米国がミサイル防衛システム「THAAD」を韓国に配備する可能性があることに厳重な懸念を示し、中国側はいかなる国が半島核問題という名目で、中国の正当な権利を侵害することにも断じて反対すると述べた。
同日に開かれた月例記者会見で、記者が次のように質問した。韓国国防部の報道官は2月23日、韓国と米国のミサイル防衛システム「THAAD」導入に関する協定締結は最終段階に入り、今週末にも公布されると述べた。ある専門家はこの動きは地域の軍拡競争を引き起こし、中韓関係に影響する恐れがあると指摘している。これにどのように回答するか。
呉謙報道官は次のように答えた。「我々は米国が『THAAD』を韓国に配備する可能性について、厳重な懸念を示す。」「THAAD」と同時に装備するXバンドレーダーの観測範囲は半島をはるかに超え、アジア内陸にも到達し、中国の戦略的な安全の利益に直接、損害を与え、世界の戦略的安定を破壊する。
呉謙報道官「我々はいかなる国が半島核問題を名目に、中国の正当な権利を侵害することに断じて反対する。中国の軍隊は職責と使命を忠実に履行し、国家の安全の利益を断固として擁護する。」 と述べた。
(新華社より)
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