オーストラリアのウェブサイトによると、2016年度の世界で最も住みやすい都市のランキングが24日に発表された。欧州の都市が上位を占める中、オーストラリアはシドニーがトップ10圏内にランキングした。メルボルンは上位20位圏内だった。オーストラリアの主要都市はすべて上位40位圏内にランクインを果たした。
マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが1年に1回、世界230都市を対象に選ばれるこのランキングは、政治的な安定性、犯罪率、法執行機関の状況、安全性などから世界で最も住みやすく安全な都市を選んでいる。
オーストリアのウィーンが7年連続でトップの座についた。スイスのチューリッヒが2位、ニュージーランド最大の都市であるオークランドが3位だった。
オーストラリアで最上位だったのが10位のシドニーで、メルボルンが15位。パース、アデレード、キャンベラがそれぞれ21位、27位、28位だった。他にもブリスベンが36位にランクインした。
アジアの都市で最上位だったのは26位のシンガポール。最も住みにくい都市はアフリカに多く、ワースト都市はイラクのバグダッド、中央アフリカ共和国のバンギ、イエメンのサナアだった。
安全性は多国籍企業が社員を海外派遣させる際に最も考慮される要素であり、外国人社員の安全に影響を与えるだけでなく、駐在員の給与水準にも影響を与えるため、企業コストに関わるものである。
最上位だったシンガポールに続き、アジアの都市では日本の神戸、名古屋、大阪、東京、横浜が全て32位、韓国のソウルが115位にランクインしている。
マーサー社のオーストラリア・ニュージーランド流動性調査責任者のであるジェニングス氏は、オーストラリアの都市は安定したインフラを持ち、若年層のライフスタイルが常に郊外に向かっていることから、若い世代の都市流入を促進させていると述べている。
(チャイナネット)
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