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中国人が海外で「漢方薬」を爆買いするのなぜ?
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-02-26 09:32:20 | 人民網日本語版 | 編集: 薛天依

  現在、多くの中国人がインターネットを通して海外から、ぜいたく品や化粧品以外に、中国産の生薬を使って製造した「漢方製剤」をも「爆買い」している。業界筋は、「中国伝統文化の宝でもある中国医薬の材料の品質基準体系を整備し、品質を向上させることは急務」と指摘している。新華社が報じた。

  専門家「爆買いしているのは中国産の材料を使って製造した『漢方製剤』」

  ある資料によると、「漢方薬」が、中国国内の中国医薬のシェアの多くを占めている。また、中国以外の世界の中国医薬市場では、日本製がシェアの80%を占め、中国製はわずか5%にとどまっている。重慶の第三軍医大学新橋病院中国医薬の専門家 趙朝廷氏は、「中国人観光客が爆買いしている『漢方製剤』は、実際には、外資系企業が中国から基準を満たす中国医薬の材料を輸入し、加工した後に生産したもので、外国語のパッケージに入れれば『漢方薬』になっている」と指摘する。このような現象について、専門家は、中国の中国医薬の品質に問題があるほか、特許の取得や技術研究開発の面で遅れていることを反映しているとの見方を示す。

  業界筋「『漢方薬』の最大の強みは品質の高さ」

  華森制薬集団の游洪涛 董事長は、「本来、中国医薬は野生のものを原料にするが、今は大規模に栽培され、どのような薬剤なら基準を満たすのか、今でも明確な基準がない。そのため、中国医薬の材料の栽培に農薬や肥料が乱用され、重金属が基準値を超えるという問題も日に日に大きくなっている」と指摘する。

  そして、「『漢方薬』の最大の強みは、品質の基準の高さ。中国の中国医薬製剤は輸出時に、欧米諸国に『基準を満たさない』とされてしまうことが多い。昨年以降、国外で基準を超える重金属が検出された中国医薬製剤は多くの種類に上る」と明かした。

  その他、中国の中国医薬企業は、特許の面でも遅れをとっている。製薬会社 重慶太極実業集団の白礼西 董事局主席は、「抗マラリア薬であるアーテミシニンを発見した屠呦呦(トゥ ヨウヨウ)氏はノーベル賞を受賞した。しかし、アーテミシニンのコア技術の特許はスイスの企業が早くに取得した」と指摘する。

  中国のほとんどの中国医薬は特許申請をしていない。例えば、米国は、中国医薬の材料となる薄荷(ハッカ)の特許を複数取得し、ガム市場で多額の利益を出している。また、伝統的な中国医薬製剤 牛黄清心丸は、韓国が特許を申請し、今では「牛黄清心液」という名前になっているという。

 

(人民網日本語版)

 

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新華網日本語

中国人が海外で「漢方薬」を爆買いするのなぜ?

新華網日本語 2016-02-26 09:32:20

  現在、多くの中国人がインターネットを通して海外から、ぜいたく品や化粧品以外に、中国産の生薬を使って製造した「漢方製剤」をも「爆買い」している。業界筋は、「中国伝統文化の宝でもある中国医薬の材料の品質基準体系を整備し、品質を向上させることは急務」と指摘している。新華社が報じた。

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  ある資料によると、「漢方薬」が、中国国内の中国医薬のシェアの多くを占めている。また、中国以外の世界の中国医薬市場では、日本製がシェアの80%を占め、中国製はわずか5%にとどまっている。重慶の第三軍医大学新橋病院中国医薬の専門家 趙朝廷氏は、「中国人観光客が爆買いしている『漢方製剤』は、実際には、外資系企業が中国から基準を満たす中国医薬の材料を輸入し、加工した後に生産したもので、外国語のパッケージに入れれば『漢方薬』になっている」と指摘する。このような現象について、専門家は、中国の中国医薬の品質に問題があるほか、特許の取得や技術研究開発の面で遅れていることを反映しているとの見方を示す。

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  華森制薬集団の游洪涛 董事長は、「本来、中国医薬は野生のものを原料にするが、今は大規模に栽培され、どのような薬剤なら基準を満たすのか、今でも明確な基準がない。そのため、中国医薬の材料の栽培に農薬や肥料が乱用され、重金属が基準値を超えるという問題も日に日に大きくなっている」と指摘する。

  そして、「『漢方薬』の最大の強みは、品質の基準の高さ。中国の中国医薬製剤は輸出時に、欧米諸国に『基準を満たさない』とされてしまうことが多い。昨年以降、国外で基準を超える重金属が検出された中国医薬製剤は多くの種類に上る」と明かした。

  その他、中国の中国医薬企業は、特許の面でも遅れをとっている。製薬会社 重慶太極実業集団の白礼西 董事局主席は、「抗マラリア薬であるアーテミシニンを発見した屠呦呦(トゥ ヨウヨウ)氏はノーベル賞を受賞した。しかし、アーテミシニンのコア技術の特許はスイスの企業が早くに取得した」と指摘する。

  中国のほとんどの中国医薬は特許申請をしていない。例えば、米国は、中国医薬の材料となる薄荷(ハッカ)の特許を複数取得し、ガム市場で多額の利益を出している。また、伝統的な中国医薬製剤 牛黄清心丸は、韓国が特許を申請し、今では「牛黄清心液」という名前になっているという。

 

(人民網日本語版)

 

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