新華網パリ2月19日(記者/韓氷 応強)フランスの政界・商業界の上層部人士は先日、中国経済の基盤が依然として健全で、今後の中国市場に巨大なビジネスチャンスが存在していることから、フランス政府は中仏企業の協力強化を奨励していくとの見方を示した。
フランス最大の企業家組織の一つであるフランス企業運動(MEDEF)のピエール・ガターズ(Pierre Gattaz)会長は、当組織が催したフランスの政界・商業界の上層部人士を大勢集めた交流イベントで、次のように述べた。フランス企業の国際化戦略において、中国は一貫して重要な構成部分にあたり、中国企業は信頼できる協力パートナーだ。今のところ、中国市場の広大なチャンスは依然として存在している。中国経済の「新常態」にいかに早期的に適応し、新たな協力の成長点をいかに掘り起こすかが肝心だ。
フランス外務省アフリカ局でフランス・中国・アフリカの三方の協力を担当するバラト(音訳)大使は、イベントで次のように述べた。2015年に発表された中仏による第三市場協力に関する共同声明は、世界経済の回復と中国経済のモデル転換・アップグレードの現実に一致し、発展途上国、特にアフリカのパートナが経済社会の発展を実現させねばならないという切迫したニーズにも一致している。中仏の企業が農業、食品加工、再生可能エネルギー、インフラなどの分野で適切なプロジェクトを選び取り、それらができるだけ早くアフリカで実行されるよう努力したい。
イベントに出席した翟隽駐フランス中国大使は次のように述べている。中国経済の成長パターンの転換は、中国・フランスの経済における相互補完の優勢を一層明らかにさせ、両国間の良好な政治的雰囲気は、対中国協力の強化を望むフランスの企業家にとっても、重大なメリットがある。フランスの企業家がチャンスを着実に掴み、積極的に進歩向上し、中国の発展の中から利益を受け、また両国の協力の中から利益を得られるよう望んでいる。
(新華社より)
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