新華網北京2月17日 (白陽、余暁潔)「973計画」、「863計画」は近い将来、歴史的な名詞になる。記者が中国科学技術部の定例ニュース発表会で得た情報によると、国家重点研究開発計画の初の重点研究開発特別指南が16日に公布された。これは多数の科学技術計画を整合した国家重点研究開発計画は即日から正式に実施されると示している。
現行の科学技術計画システムの重複、分散、封鎖、低効率などの問題を解決し、財政資金の使用効果をより一層、高めるため、国務院は2014年に国家科学技術計画の管理と改革に着手した。2016年末までに改革主体の任務を完了し、現行の100項目余りの科学技術計画を国家自然科学基金、国家科学技術重大特別プロジェクト、国家重点研究開発計画、技術刷新誘導特別プロジェクト(基金)、基地及び人材特別プロジェクトといった5つに整合し、分類すると計画した。このうち、国家重点研究開発計画は、改革の重点中の重点で、5つの計画の中で最も早期に始動した改革でもある。
科学技術部の侯建国副部長の説明によると、計画は主に国計と民生に関わる農業、エネルギー資源、生態環境、健康などの分野で長期的に発展し、変化していく重大な社会公益性の研究を対象としてる。また、産業のコアコンピタンス、全体的な自主イノベーション能力及び国家の安全をめぐる戦略性、基礎性、先見性に関わる重大な科学的課題、重大で共通する重点技術及び製品、重大な国際科学技術協力なども対象としている。
侯建国副部長は次のように述べた。国家重点研究開発計画は現在、59の重点特別プロジェクトの全体構造と36の重点特別プロジェクトを優先的に始動する建議を形成しており、国家科学改革指導チームの審議を通過した後、国務院の批准を得ている。
(新華社より)
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