2016年1月8日、中国報は記事「康煕帝、乾隆帝の死因は大気汚染か」を掲載した。
医師の譚健鍬(タン・ジエンチャオ)氏は先日、『歴史授業では教わらない奇聞 あなたの知らない医療外史』を出版した。その中で清朝の皇帝が大気汚染で死んだ可能性を指摘している。
名皇帝として知られる康煕帝、乾隆帝をはじめ、清朝の歴代皇帝のうち10人が冬に死亡している。冬の寒さが体にこたえた可能性もあるが、それだけではない。史書『元史』をひもとくと、清朝よりもはるか昔から冬の北京は霧に覆われていたことが記されている。暖房のために石炭を燃やし、膨大なPM2.5が発生していたことがうかがわれる。
現代同様、古代の北京も冬は深刻な大気汚染に包まれていた。そしてその健康被害からは皇帝ですら逃れることはできなかったのではないかと推測している。
(Record China)
関連記事: