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国民の体力に関する調査結果を発表 男性の体力が低下
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-11-29 11:22:37 | チャイナネット | 編集: 吴寒冰

 「2014年国民体力調査広報」が25日、北京で発表された。本調査によると、中国国民の体力は全体的に向上しているが、成年男性の体力は低下している。

 同時に発表された「2014年全国学生の体力と健康調査結果」によると、学生の体力と健康状態に改善が見られた。しかし少なからぬ問題も存在した。

 2014年に「国民体力測定基準」に「合格」できる等級に達した人は全体の89.6%だった。3~6歳の幼児で「合格」できる等級に達したのは93.6%。20~39歳の成人は89.0%。40~59歳の成人は88.1%。60~69歳の成人は87.1%だった。男性で「合格」できる等級に達したのは88.2%で、女性は91.1%だった。都市部では91.1%、農村部では87.2%だった。

 成年男性の体力は継続的に低下しており、この傾向は2000年から始まっている。パワーの低下と肥満の増加が反映されている。今回の調査で男性が「合格」レベルに達したのは88.2%、体力総合指数は99.28。これは全体水準より低い。成年男性はこの2項目で連続して低下しており、今後改善が求められる。

 「2014年全国学生体力と健康調査結果」によると、2010年の調査結果と比較して学生の体力と健康の状況は全体的に改善されている。発育状態レベル、肺活量レベルが向上し、栄養状況も改善されている。農村の小学生の回虫感染率も低下を続けており、小中学生の身体的資質も継続的、安定的に向上している。学生の迅速性、柔軟性、パワー、忍耐力など身体的資質の指標も上昇している。

 ただし、大学生の身体的資質は低下傾向にある。19~22歳の男子学生の迅速性、瞬発性、忍耐力は低下している。女子学生の場合は、向上したものもあれば低下したものもある。全国学生体質健康調査グループのグループ長である邢文華氏は、大学の体育教育に欠陥があり、それがこのような状況をもたらした大きな原因だとする。現状は興味を過度に強調し、基本となる身体的訓練を軽視しているため、今後は基本的体育訓練の項目を増やすべきだと提言する。

 また学生の中で視力不良が最も多い大学生は、視力不良が86.36%に達した。また小学生と中学生で、視力不良が急速に増加している。視力不良は低年齢化の傾向があり、また肥満の学生も引き続き増加している。

 国家体育総局群体司の司長である劉国永氏によると、5年に1回行われる国民体力調査業務は、1つには国民が健康な体を作り、人民の体力が向上することを調査し検証するためのものであるが、同時に政策決定の重要な根拠となるものであると述べる。

 

(チャイナネット)

 

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新華網日本語

国民の体力に関する調査結果を発表 男性の体力が低下

新華網日本語 2015-11-29 11:22:37

 「2014年国民体力調査広報」が25日、北京で発表された。本調査によると、中国国民の体力は全体的に向上しているが、成年男性の体力は低下している。

 同時に発表された「2014年全国学生の体力と健康調査結果」によると、学生の体力と健康状態に改善が見られた。しかし少なからぬ問題も存在した。

 2014年に「国民体力測定基準」に「合格」できる等級に達した人は全体の89.6%だった。3~6歳の幼児で「合格」できる等級に達したのは93.6%。20~39歳の成人は89.0%。40~59歳の成人は88.1%。60~69歳の成人は87.1%だった。男性で「合格」できる等級に達したのは88.2%で、女性は91.1%だった。都市部では91.1%、農村部では87.2%だった。

 成年男性の体力は継続的に低下しており、この傾向は2000年から始まっている。パワーの低下と肥満の増加が反映されている。今回の調査で男性が「合格」レベルに達したのは88.2%、体力総合指数は99.28。これは全体水準より低い。成年男性はこの2項目で連続して低下しており、今後改善が求められる。

 「2014年全国学生体力と健康調査結果」によると、2010年の調査結果と比較して学生の体力と健康の状況は全体的に改善されている。発育状態レベル、肺活量レベルが向上し、栄養状況も改善されている。農村の小学生の回虫感染率も低下を続けており、小中学生の身体的資質も継続的、安定的に向上している。学生の迅速性、柔軟性、パワー、忍耐力など身体的資質の指標も上昇している。

 ただし、大学生の身体的資質は低下傾向にある。19~22歳の男子学生の迅速性、瞬発性、忍耐力は低下している。女子学生の場合は、向上したものもあれば低下したものもある。全国学生体質健康調査グループのグループ長である邢文華氏は、大学の体育教育に欠陥があり、それがこのような状況をもたらした大きな原因だとする。現状は興味を過度に強調し、基本となる身体的訓練を軽視しているため、今後は基本的体育訓練の項目を増やすべきだと提言する。

 また学生の中で視力不良が最も多い大学生は、視力不良が86.36%に達した。また小学生と中学生で、視力不良が急速に増加している。視力不良は低年齢化の傾向があり、また肥満の学生も引き続き増加している。

 国家体育総局群体司の司長である劉国永氏によると、5年に1回行われる国民体力調査業務は、1つには国民が健康な体を作り、人民の体力が向上することを調査し検証するためのものであるが、同時に政策決定の重要な根拠となるものであると述べる。

 

(チャイナネット)

 

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