このほどカナダのAsapScienceで公開された動画によると、1000年後の人類の姿は、気候変化や人口知能、遺伝子の突然変異などによって現在と全く異なっている可能性が高いという。
まずは外見。地球温暖化に対応するため、皮膚が黒くなっているという。また熱を効率よく放出するために、背は伸び、体型はよりスリムになっていることが考えられる。
ワシントン大学の計算遺伝子のアラン クワン教授によると、将来は遺伝子技術が当たり前になっているため、人類の運命は人類自身の嗜好によって決められるという。同時に脳は大きく発達していると見られている。
外見は皆同じである。まっすぐな鼻筋、大きな瞳、誰もが端正な顔立ちをしている。
その中で特徴的なのは眼である。太陽系を植民地とし、太陽から遠く離れた暗い環境の中で生活しているため、眼が異常に大きくなっている可能性が高いと指摘されている。
生まれてくる子どもも、みんな聡明、健康かつ容姿に優れた子どもばかりである。ただひとつ気がかりなのは、遺伝子の多様性がなくなるため、あるひとつの病気によって人類全体が消滅してしまう可能性がある点だ。
一方体内に目を向けると、身体能力を高めるためにナノロボットが体内に組み込まれているかもしれない。人類はもはや生理的な影響を受けず、半生物 半ロボットになっていると考えられる。
実際、2050年までに根本的な技術革新や自然淘汰によって、新人類が出現している可能性がある。グローバル ブレイン研究所のカデル ラスト氏によれば、人類は現在まさに大きな進化の過程にあるという。今後40年の間に寿命はさらに延び、女性の出産可能年齢も高くなり、普通の仕事は人工知能にまかせておけば大丈夫である。
こうした進化は、猿から類人猿へ、類人猿から人への進化と同じくらい重要な変化であるとラスト氏は指摘する。別の進化研究者も「2050年には普通に120歳まで生きれるかもしれない」と話す。
(チャイナネット)
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