集中連片特別困難地区の所在地にある地方政府もなんとかして貧困人口を削減しようとしている。安徽省は大別山区に対し観光の連片広域開発を行い、全人民の創業、全体的な推進を実現した。「第12次5ヵ年計画」期間中、大別山区は観光を通じて全省の貧困脱却人口の約60%を占める44万6000人の貧困人口を減少させた。
張暁山所長は集中連片特別困難地区では多くの若者人口が流出し、耕作放棄地の状況が深刻で、人口の教育水準が比較的低く、農業生産や非農業事業に従事する過程の中で、再生産や利益獲得の能力が比較的に劣るといった従来の問題もあり、同時に、観光資源に対する過度依頼、および過度開発をして、現地の環境の耐えられないという新たな問題も出てきたと考えている。
張暁山所長は、集中連片特別困難地区の専業大戸(ある特定の作物についての専門的大規模経営を行う農家のこと)や農民専業合作社、家庭農場などの新興経済の主体が強大になることは、第一次産業の発展を促進し、現地により多くの雇用機会を創造し、技術能力をもつ出稼ぎ労働者に帰省して発展する自信を持たせるだろうと提案している。
安徽大学社会学部の王朔柏教授は、貧困解消にとって、「造血」は「輸血」よりも重要で、肝心なのは貧困脱却の対象の総合的な素質や自己発展力を高め、今後貧困を脱却し豊かになる道において、彼らに主体的な役割を発揮させることができるようになることだと述べている。
(新華網日本語)
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