【新華社ロンドン10月16日】習近平主席がまもなくイギリスを公式訪問するにあたり、イギリスのブレア元首相は14日、ロンドンで新華社記者の取材に応じた際、習主席の今回の訪問は両国の政治、経済及び人文の面の繋がりを一層増進させ、両国により多くの協力・ウィンウィンのチャンスをもたらす見通しで、イギリス側は中国側と強力なパートナーシップを深めることができるのを期待しているとの見方を示した。
ブレア元首相は、英中関係の重要性はすでにイギリス与野党の一致の賛同を獲得していると語った。「私が首相在任中に中国とのパートナーシップを強化し、現職のキャメロン首相が現在中国との関係を一層強化していることは、イギリス政界の異なる政治派閥が、対中関係の発展においては共通認識を有し、いずれも英中関係が非常に重要だとみなしていることを立証しています。」
ブレア元首相は、イギリス側は経済、政治、及び人文などの分野で中国との関係を一層強化し且つ深めてゆけるよう望んでおり、「総体的に言えば、イギリスの大多数の人々がイギリスと中国の強力な関係の発展を支持しています」と語った。
ブレア元首相は、両国が今後インフラと金融分野における協力を深められるよう希望している。ブレア元首相は、次のように語った。イギリスは自国のインフラ更新を早急に行わねばならない。原子力発電や鉄道網の建設などの分野で、中国はイギリスのインフラ開発に協力が可能な専門知識や資金を擁しており、このような協力は両国にとってウィンウィンの局面をもつ。「中国はイギリスの原子力発電事業への投資を計画し、我々も中国がイギリスの鉄道や他のプロジェクトへ投資してくれるのを望んでいます。両国がこれらの分野で協力を展開できるよう期待しています。」
ブレア元首相は、両国の金融分野での協力のチャンスは莫大で、中国はロンドン国際金融センターのプラットフォームの力を借りて、人民元の国際化を後押しし、イギリスで人民元建て国債を発行し、両国が金融面で確実な協力の展開を保障することができるとの見方を示した。
習主席のイギリスへの国事訪問を前に、ブレア元首相は習主席の今回の訪問が英中両国の政治、経済及び人文交流などの面の関係をより一層、増進することに期待を示した。「私は今回の訪問は過去10年間に両国が取得した成果を前提に、今後10年間(英中関係の発展)を展望するものだと考えています。」
ブレア元首相は「我々は英国が西側世界において中国を理解する提携パートナーになることを望んでいるだけでなく、中国と西側の関係樹立に協力したい。この点が非常に重要です。」と述べた。
(新華網日本語)
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