【新華社米国・マウイ島7月30日】米国議会で先月、貿易促進権限(TPA)法案が成立したのに続き、新ラウンドの環太平洋パートナーシップ(TPP)協定閣僚会合が28日、米国ハワイのマウイ島で開幕した。交渉参加国は今週にも協定を締結する意向があるが、農産品市場の参入許可、知的財産権保護、国有企業規則などの多数の項目の重大な障壁に直面すると見られる。
交渉国全体のうち、2つの最大の経済体である米国と日本は依然として、主要農産品輸入関税及び自動車貿易関税問題について合意しておらず、TPP全体の交渉プロセスに影響を及ぼしている。さらに、カナダ政府は今年10月に連邦議会選挙を控えており、乳製品市場の自由化を遅らせている。この点も対外のTPP交渉への将来予測に影を落としている。一部の米国議員は、カナダがTPP協定から脱退するリスクがあると警告さえしている。
(新華網日本語)
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