【新華社北京7月30日】中国の習近平国家主席は29日、人民大会堂でトルコのエルドアントルコ大統領と会談した。両国の元首は、中国・トルコの双方は両国関係発展の大いなる方向を明確にし、政治的相互信頼の基礎を固く築き、互いに関心を寄せる重大な問題で支え合い、両国の発展戦略のドッキングを実現させ、中国・トルコの戦略的協力の内包を広げ充実させるべきだとの見解で一致した。
習近平主席は次のように指摘した。中国・トルコの両国は民族の復興を実現させる歴史的なチャンス直面している。中国とトルコの協力の見通しは広く、大いにやりがいがある。双方は各分野の協力を推進するべきで、これは両国人民に幸福をもたらし、また世界の平和と発展にも有利となる見通しだ。中国側は「一帯一路」の提案とトルコ側の発展戦略とをドッキングさせ、共同協力、共同発展、共同繁栄を実現させてゆきたい。双方は中国とトルコの経済貿易協力における中長期的な発展計画を着実に実行し、経済貿易、投資、金融、インフラ、観光、人文、地方といった分野での協力を強化せねばならない。
習近平主席は、中国側は国連、20カ国グループ(G20)、国際通貨基金の枠組みの中で、グローバル経済ガバナンスや気候変動などの重大な議題について、トルコ側と協力を強化し、中国とトルコならびに広範な発展途上国の共通の利益を守ってゆきたいと強調した。
エルドアン大統領は次のように表明した。トルコ政府は一貫して戦略的見地から中国との関係を取り扱い、中国とトルコの戦略的協力関係がより大いに発展・推進するよう堅固に取り組んでゆく。我々がトルコと中国の国交樹立45周年をまもなく迎えるにあたり、トルコ側は中国側と共に努力し、経済貿易、投資、科学技術、産業、インフラといった各分野の協力を深めてゆけるよう望んでいる。
(新華網日本語)
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