【新華社北京6月4日】中国外交部の華春瑩報道官は3日、パキスタンが原子力供給国グループへの加盟を望んでいる件について中国側の立場を表明した。
当日の定例記者会見の後に、記者が、原子力供給国グループの全体会議がアルゼンチンで開かれているが、中国側はパキスタンの原子力供給国グループ加盟の問題に対してどのように見ているのかと質問した。
華春瑩報道官は、実際には、パキスタン以外に、他の「NPT(核兵器の不拡散に関する条約)非締約国」も同様の望み表している。これは国際社会に一つの問題を提起しており、それはつまり「NPT非締約国」が当グループに加盟できるかどうかということだ。中国側は、この問題はグループ加盟国が関連の規則に基づいて充分に検討し、協議を一致させて決定を行うべきだと考えている。
「中国側はパキスタン側の原子力供給国グループ加盟の望みに気がついている。パキスタン側は国際的な核不拡散体制に加盟するため、一連の挙措を講じている。中国側はパキスタン側のグループとの接触を支持し、上述の努力が国際的な核不拡散体制の権威性や有効性の強化に役立つよう望んでいる。我々はこれについてパキスタン側と交流や意思疎通を強化してゆきたい。」と華春瑩報道官は述べた。
(新華網日本語)
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